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10/24Drs.Fitness K STUDIO でも第二回院長講座がありました。タイトルは「骨粗鬆症の怖〜いお話」でした。骨粗鬆症の定義から原因、骨折の種類などスライドも使いながらお話させていただきました。簡単な骨粗鬆症のチェック法や実際に超音波骨密度測定も行い解説しました。質問もいただきあっという間の一時間でした。

10/20山口維新公園陸上競技場で田島直人記念陸上競技大会があり医務室勤務でした。山口県内の小学校から高校までの陸上選手の競技会もありましたが全国レベルの大会です。医務室の隣にドーピングルームがあるのですが昨年からドーピング検査が行われるようになったとのことでした。部屋を見学させていただきましたが二つの採尿室があり検査される選手達は競技直後に連れて来られて検査員立ち会いのもと、採尿されるそうです。肉離れなどの応急処置や救急搬送も一件ありましたが無事終了しました。
10月に健康診断があった原田です。

毎年健康診断で現実をつきつけられ焦るのですが、今年は健康診断前に筋トレを頑張ろうと今流行の「みんなで筋肉体操」の本を買ってみました。




この本は筋トレの方法についても書いてあるのですが、筋トレについての心構えやどうすれば効果的な運動ができるかなど読み物としても面白く、興味深く読みました。
また筋肉お兄さんとして出てくる武田真治さんやその他の出演者の方もコンプレックスから筋トレを始めたエピソードなども書かれていて、一日にしてならず、そして人は変わることができるというのを感じました。

そして、現在 週2回を目安に当院のKスタジオで筋トレをしています。
スタジオのアルバイトトレーナーの茂津目くんが指導をしてくれます。
が、これが半端ない追い込み方!!!!
にっこり笑って「あと3回頑張りましょう!!!」と鬼のような一言を発します。
ギリギリ10-13回上げられるかどうかの重さをフォームをチェックしながら指導してくれます。
すごいきついですが、筋トレの面白さを少しずつ感じるようになってきた今日この頃です。

みなさんも筋トレの秋を堪能してみませんか?

10/18萩で神戸大学外科分野災害・救急医学分野の小谷教授の講演を拝聴しました。座長の山本先生をはじめ、山口大学昭和62年卒の同級生や山口大学第二外科の吉野先生をはじめ二外科の先生方と教授を囲む会があり、学生時代に戻って話がはずみました。講演も整形外科で門外漢の私でも理解できて勉強になりました。

初めまして。看護師の山下です。

7月に入職して、3ヶ月経ちました。


まだまだ慣れない事もあり、患者様にはご迷惑をおかけしますが、
早く慣れて頑張りたいと思いますので、よろしくお願いします


 

さて、今年のインフルエンザが例年より流行時期が早いとのことで、
とよた整形外科クリニックでは10月25日よりインフルエンザの予防接種を開始してます!

みなさんでインフルエンザを予防して今年の冬も乗り越えていきましょう♪


 




先日湯田でオープンした勝志満ですが結構ハマって通っています。
色々メニューがあるので行く度に変えていますがまだまだ全制覇はできません。特に最近のお気に入りはヘルシー中華そばとカレーコロッケ、三元豚トンカツと高菜の焼き飯です。お酒はサッポロ赤ラベルとどぶろくがお勧めです。
 

10/12,13は神戸で日本骨粗鬆症学会がありました。10/12,13の朝から一題ずつ発表がありましたのでビタミンDの検討と顎骨壊死の発表を行いました。台風の影響はありましたが学会場に缶詰状態で他の発表や講演を聞いて勉強しました。その中から新潟手の外科研究所の坪川先生の変形性手関節症と女性ホルモンの関係〜エクオールの可能性〜を拝聴しました。手外科の疼痛疾患は手根管症候群、ばね指(女性が3倍)、デュケルバン腱鞘炎(2.5倍)、へバーデン結節(4倍)、ブシャール結節、CM関節症(4倍)など圧倒的に女性が多いとのことです。ヘバーデン結節の治療は最近は人工関節も行われています。又CM関節固定、関節形成術なども紹介されました。なぜ変形性指関節症が更年期女性に多いのは女性ホルモン(エストロゲン)の関与がありβエストロゲン受容体は骨関節によることがわかってきました。腱鞘炎、手根管症候群は妊娠出産や閉経後に多く,ヘバーデン結節などは閉経後に多いのもそのためです。エクオールは大豆イソフラボンの代謝産物でエストロゲンと構造式が似ており日本人は半数はエクオールを産生出来なないそうです。期待される作用は手指関節のみに効くわけではなく肌のつやなどにも効果があるそうです。(3ヶ月で約半数との報告あります)又東京慈恵医大准教授の斎藤充先生の「それってエビデンスありますか?」を拝聴しました。論文は英文でPubmedにのってインパクトファクターが付いているものが意味があり、ガイドラインに載るものはエビデンスが高いとされます。100件のエビデンスのうち23件は2年以内にはくつがえされうる、そのうち7件は論文が出た時点でくつがえされていたそうです。EBMに基づく医療とはエビデンスのみでなくエクスパートオピニオンも取り入れます。骨粗鬆症の治療開始基準は原発性以外は載っていないのですがステロイド性骨粗鬆症治療開始基準は優れています。FRAXの25パーセント以上は骨折リスクが高いエビデンスがあります。骨は新陳代謝が亢進しているので治療効果が高いのですが構造学的な質の評価はDEXA、HR-pQCTで行っていますが骨質には善玉と悪玉架橋があり、生活習慣病で活性酸素や酸化ストレスが増加すると全身性コラーゲンの過剰老化が生じ、高い骨密度でも骨折を生じやすくなります。ラットでの動物実験は骨が新陳代謝しないので動物実験には適していないそうです。
しっかり吸収して帰りました。
 

10/9湯田温泉のカラオケダックスの真前でオープンした勝志満の紹介をします。カレーグリル勝志満によく食べに行っていましたがこの度湯田温泉に移転してラーメン居酒屋勝志満としてオープンました。若い二人が料理を担当していますが威勢も良く応援したいと思います。お勧めは鶏ガラ醤油のラーメンですが麺が絶妙に硬めです。その他どぶろくも個人的には一押しです!若い二人の頑張りにエールを送りたいと思います。

10/6サンライフ萩で運動器の健康・骨と関節の日記念行事が開催され参加しました。臨床整形外科主催であり毎年県内の地区別に一般の方向けに開催されています。栄養士さんと理学療法士さんのミニレクチャーの後に山口大学整形外科教授の坂井孝司先生の「ロコモティブシンドロームと大腿骨の骨折」を拝聴しました。ロコモディブシンドロームとは運動器症候群であり車のボディやタイヤの部位であり体を支える、動く、動かす役割をする運動器の障害により要介護状態になることです。代表的疾患として骨粗鬆症があり,高齢者、女性,骨密度が低い、BMIが低いことが危険因子になります。又膝関節軟骨がすり減り痛みや可動域制限が生じる変形性膝関節症,腰椎椎間板が傷んだり椎骨の変形が生じて痛みを生じる変形性腰椎症、加齢による筋量や運動機能の低下により生活に支障が生じるサルコペニア、脊椎の変形による神経の圧迫のため下肢の痛みや痺れが生じる腰部脊柱管狭窄症が代表的疾患です。ロコモディブシンドロームかどうかはロコチェックで一つでも有れば疑います。又ロコモ度テストとして立ち上がりテスト、2ステップテストとロコモ25(25問の質問)を紹介されました。ロコモの解決策としては運動と栄養です。運動は片足立ちとスクワットのロコトレ,ヒールレイズ、フロントランジ、姿勢良くスタスタ歩くことも紹介されました。運動療法は糖尿病、高血圧、高脂血症などにも効果があります。又大腿骨骨折は大腿骨頚部骨折と転子部骨折があり,転子部骨折は頚部骨折は安定型は骨接合、不安定型は人工骨頭手術を行います。転倒、転落によることが多く、転倒予防として室内の整理、日光を浴びて散歩することを教えて頂きました。かぶりものに汗だくで入られた大藤先生お疲れ様でした。
 

10/5 運動器の健康を考える会イン広島に参加しました。慶應大学整形外科の二木先生の「変形性関節症の中枢感作〜なぜ今SNRIが注目されているか?〜を拝聴しました。

痛みは不快な情動体験です。侵害受容性疼痛は痛みは細胞膜の脱分極が生じて発生します。末梢の痛みがAδ,C繊維を伝わり脊髄後角を介して脳に伝わりますが,痛みの下行性疼痛抑制系を介して痛みの抑制が生じますが痛みが慢性的に生じると脳のペインマトリックスの部位で痛みを感じますが変形性膝関節症の方は痛みを感じる部位が難治性疼痛の方が痛みを感じる部位と似ているとのことでした。変形性膝関節症では疼痛閾値の低下が生じており,神経シナプス部の細胞膜のリン酸化で末梢感作が生じ,侵害刺激が繰り返されるとワインドアップ現象が生じて中枢感作が生じるそうです。人工膝関節術後の成績不良の方は手術前から中枢感作が生じていると満足度が低く、術前の疼痛破局化思考スコアが高いと満足度が低い傾向があったそうです。デュロキセチンは人工膝関節術後疼痛の半数に効果があったそうです。

次いで上石せぼね・骨粗鬆症クリニックの上石先生の骨粗鬆症治療戦略〜いつのまにか骨折の予防と対処〜を拝聴しました。骨粗鬆症治療は骨折予防のためですがいかにドロップアウトを予防するかが大切です。骨形成促進剤であるデイリーテリパラチドは継続率39パーセント,ウィークリーテリパラチドは30パーセント以下とのことでこちらも継続率を上げる努力が必要です。ロモソズマブは骨形成促進剤と骨吸収抑制剤の両方の効果を持ち,作用機序としてはモデリングを促進するのでテリパラチドはリモデリングを促進する効果があります。又デノスマブは中止するとオーバーシュートを生じて多発骨折を生じやすいので継続することが必要とのことです。先生の施設ではデイリーテリパラチドは19パーセントでしたがウィークリーテリパラチドは50パーセント近かったそうです。

最後に自治医科大学整形外科の竹下教授の新しくなった腰痛診療ガイドラインを拝聴しました。最初にレッドフラッグについてお話されましたが特にガン,感染,骨折の鑑別が有用で,がんの既往を聞くことは必須とのことでした。骨折ではびまん性特発性骨増殖症の骨折は不安定性が高いので治療の基本は手術であるとのことでした。今回の腰痛ガイドライン作成ではMinds診療ガイドラインに準拠したので時間がかかったそうです。推奨度の決定に委員の7割が賛同しないと採用されないそうです。今回急性腰痛,慢性腰痛に加えて坐骨神経痛が入ったことが特徴です。急性腰痛には以前から消炎鎮痛剤が有用ですが慢性腰痛にはセロトニンノルアドレナリン再取り込み抑制剤と弱オピオイドが推奨度が比較的高かったそうです。又坐骨神経痛には非ステロイド性抗炎症剤が推奨度が高く,次いでセロトニンノルアドレナリン再取り込み抑制剤とプレガバリンが推奨度が高かったとのことです。薬物以外の治療は急性腰痛は積極的安静治療は勧めないとのことでした。運動療法は運動後に骨格筋からマイオカインが産生されると脂肪分解,糖取り込み,炎症抑制が促進されるので強く推奨されています。又慢性腰痛にマインドフルネスストレス低減法が推奨されていますが,太極拳,ヨガ,気功なども近年注目されているとのことでした。