院長ブログ

ポケトークシリーズでポケトーク東京オリンピック2020限定版を導入しました。コンパクトですが日本語から多言語への相互変換が非常に早く精度も高いのでここ数年のポケトークの進歩にも驚きました。外国人の患者さんのコミュニケーションツールに使用します。これで少しは東京オリンピックに行った気分になるといいのですが…さすがに無理ですね(^^)

NHK で超人たちの人体という番組があり四人のトップアスリートの全身のMRIを撮像してその特徴を紹介していましたが、非常に興味深いものがありました。

まず100m短距離記録保持者のウサインボルト選手は一見扁平足に見えますが足底筋が高度に発達しているという画像を見ました。蹴り出しの瞬発力や着地のショックの吸収に大いに貢献していると思います。又脊柱側弯があり骨盤の傾きを補正するためハムストリングに負担がかかり肉離れを起こしたそうですがそれを克服するために自分にできると言い聞かせて努力することで金メダルを取ることができた逸話もありました。

次にバタフライケレブドレセル選手はマイケルフェルプスが高速水着(現在着用禁止)で出した世界記録を無呼吸泳法で塗り替えましたが、それを実現するために胸鎖乳突筋が高度に発達したとのことでした。

次にマラソンで二時間切りを期待されているケニアのエリウドキプチョゲ選手は一日食事で糖質77%取る腸トレーニングにより腸内の糖質吸収トランスポーター増加することが期待でき、

高糖質ドリンク(16%)を走りながら飲んで二時間切りした(非公式)そうですのでオリンピックでの記録にも期待できそうです。

最後にパラリンピック車椅子競技で五つの金メダルを目指すタチアナマクファーデン選手は、心拍数170を超えて28分漕げる能力があり、生命に危険が及ぼす時に脳幹から行動を止める指令が出るそうですが、私にはできる!という強い意思を持ち続けることで、脳の第一次運動野と補足運動野、前頭前野が発達して限界を超えれるとのことでした。

又ドイツのホッフェンハイムで10代の選手に意思の力で身体の感じる限界を乗り越えることができるためのゲームトレーニングで前頭前野のトレーニングを活用する最新の取り組みを紹介されました。

アスリートの記録向上には筋肉だけでなく様々な臓器が関与していますが脳の機能とメンタルの強さも必須であり正に心技体に勝るものが勝者になることを思いました。

難聴の患者さんとのコミュニケーションツールとしてポケトークmimiを導入しました。不織布マスクごしでも喋った言葉を文字に変換してくれる優れものです。

最近オーディブルにハマっています。自宅からクリニックの往復する車内で吉川英治の三国志を聴いています。一人で何役もこなすナレーターの語りについつい引き込まれて大河ドラマを観ているような気分で(運転にはしっかり注意して)車での往復が楽しみになりました。まだ2巻までしか聴いていないのですが壮大な三国志の物語を楽しみたいと思います。

木曜日の午後にKスタジオで恒例のトレーニングをしてからキリンホームタップを久しぶりに飲みました。調子に乗って2本飲みましたのでカロリーオーバーでした。

7/11 9:30-18:00の1日かけて認知行動療法研修開発センター主催で慢性痛に対する認知行動療法1日研修をオンラインで受講しました。日本の第一人者の大野裕先生の認知行動療法活用サイトも活用したプログラムでした。認知行動療法は中々難しいのでもう少し勉強します。

 

次いで山口県立総合医療センター整形外科人工関節センター長の椎木先生の人工膝関節の最先端の取り組みーロボット手術とキネマティックアライメント法ーの講演を拝聴しました。椎木先生とは一緒に手術をした仲で今でも親しくして頂けいていますので楽しみに拝聴しました。最初に骨切り前にマーキングして骨切り後のバランスもシミュレーションをしてからロボットアームで骨切りを行う動画を紹介され圧倒されました。人工膝関節は日本で最も行われている手術で山口県立総合医療センターでは人工股関節手術と合わせて日本でトップクラスの手術数です。先生の施設で行われるキネマティクアライメント法は2009年に提唱された3つの運動軸理論で、以前から言われている解剖学的アライメント、機能的アライメント法では軟部組織の剥離が大きい欠点を補う利点もあります。下肢をまっすぐ牽引して靭帯バランスに考慮して骨切りを行い開脚立位で脛骨関節面に平行になるように行うとのことで今後こちらの考え方が主流になるでしょうとのことでした。次いでロボティックアーム手術支援システムを用いた人工膝関節手術について紹介されました。バーチャルリアリティ(仮想現実)を応用した手術も今後導入される予定とのことでした。ロボット手術の長所としては正確な骨切りができ膝のバランス、骨切り量などが数値化できますが実際には術者の経験は必要とのことでした。手術時間も片側で平均80分、両側で200分ぐらいとのことで骨切りの誤差がほとんどないとのことでした。新しいことに挑戦される椎木先生のバイタリティーにも感銘しました。

7/10 山口グランドホテルで第129回山口県臨床整形外科講演会があり参加しました。久しぶりのリアルの講演会で改めていいものだと思いました。最初に長門総合病院整形外科の谷先生の関節エコーと共に歩む関節リウマチ診療を拝聴しました。谷先生は山口県のエコー診療の第一人者で関節リウマチ診療でも著名です。関節リウマチのパラダイムシフトとしてリウマトレックス、生物学的製剤を使用して早期に関節リウマチの治療をして関節破壊を防ぐ治療が主体となり関節エコーの不要論が提唱されたそうですが、臨床の現場では短期に骨破壊が進行する症例があり、炎症反応陰性でもリウマチの滑膜炎が持続する例があることからやはりエコーは有用性があるとのことでした。関節リウマチ以外のリウマチ性多発性筋痛症、ウイルス性、感染性関節炎などを鑑別する必要がありエコーも有用なツールですがあくまでも臨床症状との総合的な診断が必要とのことでした。先生の治療方針はリウマチ発症前の生活に戻ることを考えておられるそうです。生物学的製剤を使用していても骨破壊が進行する例もあり患者さんにエコーを見せることで治療の選択を共有されるとのことでエコーで滑膜炎を消失することを目標に治療されているとのことで、エコーガイド下の関節内注射も併用されているそうでした。エコーの血流の存在は関節破壊の予後因子になるとのことで投薬の増量、変更、手術適応などの治療方針の決定にも使用されるそうです。リウマチ患者さんの痛みの鑑別として関節破壊に伴うもの、滑膜炎によるもの、痛みの中枢感作、他の運動器疾患、関節可動域制限の軟部組織によるものもあり、鑑別にもエコーが役立つとのことでした。

最近読んだ本で話題のスマホ脳を紹介します。

人類の脳は環境に適応できるよう進化してきたため、現代社会のスマホやSNSのストレスには対応しておらず、デジタルライフは記憶力や集中力を低下させるので、スマホ依存から脱するにはスマホを手元から遠ざける時間を作り、運動することである、と述べています。

かくなる私もスマホに依存している一人ですので、非常に考えさせられる本でした。

7/3山口保健会館で2回めのコロナワクチン集団予防接種に参加しました。今回は会場が小さいので4レーンに分かれて17:00-19:00までで滞りなく終了しました。また要請があれば出務するつもりです。