院長ブログ

山口市医師会報2026年春号が刊行されました。山口市医師会報は昭和42年に刊行後毎月発行されてきましたが今回から3ヶ月に1回の季刊発行になりました。医師会長として巻頭の言葉を述べさせて頂き医師会報の歴史を振り返りました。

かなり充実した誌面になっており会員の先生方にも好評いただいています。

5/17 第 179 回 山 口 県 医 師 会 生 涯 研 修 セ ミ ナ ーをウェブで拝聴しました。第2題目の産業医科大学第1内科中山田教授の「関節リウマチの最新治療」が整形外科医として勉強になりました。昨年講談社とコラボして学習資材「はたらく細胞 関節リウマチ・若年性特発性関節炎における関節炎の病態と抗リウマチ薬の作用機序」を作成された資料を提示していただきました。関節リウマチの治療戦略(治療前に全身CT撮像して腫瘍性病変など早期発見・治療など)、薬剤の適正使用(MTXがファーストチョイスで抗サイトカイン抗体、JAK阻害剤の使い分け)、プレシジョンメディシンへの挑戦(免疫フェノタイプによる治療選択など)という内容で基礎から臨床、今後の展望まで解説していただきました。

ゴールデンウィーク中にNetflixで話題の「地獄に堕ちるわよ」を観ました。細木数子の生涯を描いたドラマで女優戸田恵梨香が細木数子を演じるとのことで興味深く拝聴しました。終戦直後の東京で生まれ育ち様々な人々との出会いを介した人間ドラマが繰り広げられました。昭和初期のファッションもお洒落で特に俳優の中嶋歩(NHK大河ドラマ豊臣兄弟でも浅井長政役でした)が魅力的でした。

https://www.netflix.com/jp/title/81700182

がーまるちょばをご存知でしょうか?パントマイムアーティストとして世界を舞台に公演しているアーティストでトランクを片手にまるで空に止まっているかのような演技が印象に残っていましたが維新ホールに5/3公演があったので観覧しました。2部構成で一部は観客を巻き込んでのパントマイムを披露して笑いに包まれましたが、2部はピストルと少年というシリアルな舞台でした。

ゴールデンウィークもあっという間に終わった気がしますが、1日だけ県外に行ってきました。大分県日田市のサッポロビール工場見学とビール試飲をしました。黒ラベルとエビスの試飲をしましたが工場出来たてのビールは泡がきめ細かく、飲んだ後泡が綺麗に残ることには感動しました。併設された進撃の巨人ミュージアムを見学しました。NHKでも放送されていた進撃の巨人の作者諫山創さんの故郷なので二つのミュージアムがありました。交通の便はいいとは言えませんが普段行っていない土地に足を運ぶのもよかったです。

山口市循環器地域連携カンファレンスが松政であり参加しました。山口済生会病院郷良院長のオープニングリマークがありました。山口市の人口減少率は山口県内では緩徐であり、病診連携も円滑で萩長門、津和野地区からも日赤、済生会が輪番で救急車を受け入れています。山口済生会病院は心筋梗塞などあれば循環器内科が、大動脈解離などは心臓血管外科が各6名体制で365日受けておられている現状を報告されました。次いで新しく山口赤十字病院循環器内科部長に赴任された新富先生の「山口における循環器診療への貢献と展望〜へき地医療および大分での経験を踏まえて〜を拝聴しました。新富部長は自治医科大学卒でへき地医療を経験後九州大学循環器内科に入られて九州大学、松山赤十字病院、大分県立病院勤務後山口赤十字病院に赴任され、心筋梗塞、下肢末梢動脈疾患、ベースメーカー治療、心不全治療の取り組みについて報告されました。特に心不全治療は多職種連携のチーム医療の取り組みに力を入れておられ、山口市の二次救急を支えるべく急性期心血管病変を担いたいとの力強い抱負も述べられました。

ついで特別講演として九州大学循環器内科学教授の阿部先生の山口九州地区での循環器診療協力体制~VAD心移植連携と高齢者薬物療法管理~を拝聴しました。九州大学循環器内科は歴史が古く関連病院、医局員も多数在籍され、基礎、臨床、疫学研究に幅広く取り組まれています。九州大学ハートセンターで内科と外科のハイブリッド治療に取り組まれ、九州心血管インターベンションカンファレンス、多施設研究など多くの取り組みも紹介されました。先生のご専門の肺高血圧に対するバルーン肺動脈形成術は日本初の治療であること、胸部エックス線を用いた肺塞栓の解析研究、運動負荷心臓MRI、腎デナベーション、心不全の早期発見早期治療の取り組み、心臓移植の現況も紹介されました。

今回の講演を拝聴して山口市の二次救急がさらに充実することを確信しました。

4/17クリニック終了後に山口赤十字病院整形外科勉強会に参加しました。4月より副部長の加茂先生が部長になられ、コロナ前に加茂先生が携われていたリウマチの勉強会を広げて、整形外科開業医、多種職の方に参加してほしいという趣旨で開催されたとのことで筋肉と骨を守り、歩くを取り戻す、という日赤整形外科のテーマとオリジナルのロゴも紹介されていました。4月から赴任された先生の紹介から加茂先生と原口先生、宮田先生の取り組まれている内容をプレゼンされ筋肉温存手術に力を家rていることが伝わりました。

整形外科肥満症ウェブ講演会があり拝聴しました。加齢に伴う腰部脊柱管狭窄症や変形性膝関節症には肥満の関与が高いと言われています。最初に帝京大学整形外科の中山先生の講演「整形外科が行う肥満治療」を拝聴しました。大学に運動器ダイエットサポート外来も担当されており減量をサポートする仕組みを構築されているそうです。待機手術患者さんのBMIは平均30以上が3割と多いので減量をサポートすることは運動器疾患の改善につながります。肥満がリスク因子となる疾患として下肢の変形性関節症や腰部脊柱管狭窄症だけでなく母指変形性CM関節症も関与するとのことで脂肪組織から分泌されるアディポ(サイト)カインが関与するとされます。減量により慢性疼痛の改善はエビデンスがあります。疼痛、運動機能改善には10-20%の減量が有用とされます。食事・運動療法がこれまでの治療の中心でしたが限界もあり、2024年から保健適応になった肥満症治療薬(GLP1受容体作動薬:セマグルチド)による薬物療法について紹介されました。BMI27以上、変形性関節症,高血圧・脂質異常・2型糖尿病が一つある方には運動療法(プール、筋力強化)・栄養指導(30回咀嚼など)を行っても改善のない患者さんにセマグルチド治療適応があり1ヶ月おきに増量していくことで15%の減量が期待できるとのことでした。(施設要件あり)整形外科医も肥満症治療にも目を向けることでQOLの向上を目指す重要性を教えて頂きました。

次いで帝京大学内科の宇野准教授の「これからの肥満症治療~内科医からの視点で~」を拝聴しました。肥満(BMI25以上)と肥満症の違いは健康障害があり内臓肥満がある場合肥満症と診断されます。特にBMI35以上は高度肥満症と診断され食事・運動療法、薬物治療の適応があります。生命の維持に肝臓由来や血液・骨髄由来の臓器連携ネットワークがあります。糖尿病患者はコロナ感染後の死亡リスクも高く肥満症の合併を配慮して治療することが重要とされています。GLP-1受容体作動薬による肥満症治療が近年注目されていますが、施設内に内科専門医が必要など施設要件があります。肥満の病態、薬剤特性を吟味して肥満合併症を予防を念頭において治療薬を選択していくとのことでした。

4/12 花の香酒蔵会に行きました。産土(うぶすな)という日本酒のファンでこのような機会はないと思い博多駅からバスに乗り熊本の酒蔵まで行きました。博多駅からバス10台出ており会場には1000人以上の満員状態でした。振る舞い酒やイベントで盛り上がっていました。ここの社長は東洋美人の山口の澄川酒造でも修行されたそうで香りの良さには通じるものがあるような気がします。会場で購入すると持って帰るのが大変なので事前の申し込みしているので届くのが楽しみです。