院長ブログ – ページ 2

9/25 エコーウェブセミナーがありました。奈良県立医大の仲西先生の「高精細プローベでみる手と末梢神経の臨床」と金沢医大の中瀬先生の「膝関節の超音波解剖とスポーツ障害」の講演でした。仲西先生の末梢神経のエコー画像は高精細プローベを使用されているのもあり非常に綺麗に描出されていました。中瀬先生の講演ではスポーツ障害にエコーガイド下のブロックを行うことで手術を回避できるとのことでしたので勉強になりました。

 

9/2313:00-17:00まで先進運動器エコーフォーラムがウェブであり参加しました。

最初に秋田城東病院皆川先生のコロナワクチン接種後肩傷害について石灰沈着症が多く、頚椎疾患との鑑別が必要で画像所見は肩の滑液包内水腫が多く、組織の血流増加が関与していたとのことでした。ワクチン接種の適切な筋注方法を全国に普及された奈良県立医大の仲西先生の上腕三頭筋筋肉注射の神経障害について講演されました。腋窩神経障害は不全麻痺で全例回復したそうですが、橈骨神経障害は完全麻痺も報告され、エコーで神経の形態観察することが有用とのことでした。次いで宮武先生と笹原先生がスポーツ障害(野球肘、陸上部の疲労骨折、肉離れなど)の復帰時期について症状、エコー、MRIを用いて工夫されていることを報告されました。又橘田先生が子供の成長痛についてエコーを駆使して診療検査すること、西須先生は肘内障のエコー所見について豊富な経験をタイプ別にまとめて教えて頂きました。最後に動物のエコー、整形外科的手術をされている本阿彌先生、動物のハズバンダリートレーニングの取り組みをされている高橋先生の講演もあり興味深く拝聴しました。

9/19整形外科リハビリテーション学会にウェブで参加しました。午前中はエコーの演題の特別講演を拝聴しました。夕方から最も楽しみにしていたVRの講演がありました。学会からVR用ゴーグル(紙製ですが)が送ってきてspatialというアプリの中の神経の画像をVRで見ました。はじめての経験で慣れないながら将来性を感じました。又この講演のためにoculus quest2というフェイスブック製のVR機器を体験しました(45名の参加だったそうです)が慣れないせいかこちらについてはまだまだ消化できていないので60の手習ではないですが新しいことに挑戦したいと思います。今後このVRを使用した講演が当たり前のようになる可能性を大いに感じました。

新潟で開催される予定だった臨床整形外科学会の骨粗鬆症の薬物選択のシンポジウムのパネリスト同士の打ち合わせがウェブでありました。私は脊椎骨折のテリパラチド治療という演題で(これもウェブですが)発表座長のお二人から4人のパネリストに質問があり、それぞれお答えして活発な討論でした。コロナ禍でウェブでではありますが骨粗鬆症治療の第一線で活躍されている先生方とお話しできてよい経験でした。

9/15山口大学ウェブセミナーがあり途中からですが参加しました。今城先生の転移性脊椎腫瘍の講演で山口大学整形外科での手術症例も提示されながら手術適応など解説して頂きました。最近手術はご無沙汰してますので最新の知見と山口大学整形外科でどんな手術が行われているかを含めて勉強になりました。

 

9/11クリニック終了後ユウベルホテル松政に当院放射線技師の山内氏と行きました。山口中央骨粗鬆症リエゾンサービス研究会ウェブ講演の準備があり私は座長ですが特に山内氏が当院から2演題発表するのでスライドチェックのためもあり余裕を持って講演にのぞめました。骨粗鬆症性脊椎骨折のX線写真の撮影の工夫や骨密度測定装置の撮影の工夫を話しされ私自身も大変勉強になりました。特別講演は伊那病院の石橋先生で骨粗鬆症の疫学、リエゾンサービスの現状と未来についてお話しされました。

次いで高知大学整形外科の池上教授の「変形性膝関節症の新展開」の講演を拝聴しました。変形性膝関節症治療の第一は運動、教育、減量で次いで装具、リハビリ、投薬、関節内注射があり最終的に手術があります。軟骨以外の骨硬化、萎縮、骨髄浮腫、筋萎縮、滑膜炎などの病変があります。加齢と共に自然免疫が活性化することを免疫老化というそうです。PRP治療は高知大学では6割有効であったそうです。最近出たジクロフェナクエタルヒアルロン酸ナトリウムの関節内注射も鎮痛効果に期待できるそうですがアナフィラキシー反応に注意が必要です。骨髄浮腫は軟骨下骨に起こるマイクロダメージで病期が進行しやすく荷重が関与するので加重制限が最も効果あるそうです。骨粗鬆症合併の変形性膝関節症ではビスホスフォネート製剤で人工関節を3割抑制できることも教えて頂きました。又変形性膝関節症で中枢感作が1/3に存在するので運動療法、デュロキセチンが有効とのことでした。特発性大腿骨骨壊死に半月板断裂と軟骨下骨病変が関与していること、最近注目されている内側半月板後根断裂にmeniscotibial ligamentが先行していることなども教えて頂きました。

 

9/11山口県臨床整形外科医会講演会が山口グランドホテルであり参加しました。最初に山口大学リハビリテーション部の油形先生の肩の愁訴に対するアプローチ(40才以上の患者を中心に)を拝聴しました。肩の愁訴は肩が痛い、肩が挙がらないの2つですが圧痛、NRS,可動域を診察するとのことです。40才以上の肩痛の5大疾患として腱板断裂、肩関節周囲炎、凍結肩、変形性肩関節症、石灰沈着性腱板炎があります。腱板断裂で挙上困難、夜間痛が特徴的ですが手のしびれもあるそうです。腱板断裂の2/3は無症状で50才以上の1/480才以上では約半数と言われています。腱板断裂の診断はMRIT2強調冠状断と矢状断、横断像が診断能が高く、筋萎縮の評価は冠状断像でグータリエ分類を用いステージ2までに手術した方がよいそうです。治療は消炎鎮痛剤、ステロイド関節内注射、リハビリを併用されますが特に40-50才代や明らかな外傷歴のある方、肩甲下筋腱断裂の方は手術をお勧めされるそうです。肩峰下滑液包炎は内旋時痛が特徴的で、拘縮肩は一次性は凍結肩、二次性は関節内、関節外、筋肉性、神経性に分類されます。凍結肩はステロイド関節内注射や運動療法をしますが5-10年で半数は改善するとのことです。変形性肩関節症は痛み改善なければ人工骨頭より人工肩関節置換術の適応になるそうです。腱板断裂を伴う場合にはリバース人工肩関節置換術が適応になります。石灰沈着性腱板炎は急性発症で消炎鎮痛剤、ステロイド注射が著効しますが衝撃波が時に有効です。頚椎症性筋萎縮症も肩挙上困難の鑑別に重要とのことでした。

 

9/9山口中央骨粗鬆症ウェブ講演会がありました。山口大学整形外科三原先生の講演と山口県立総合医療センター椎木先生の講演がありました。三原先生は骨粗鬆症の治療の選択肢と骨代謝吸収剤と骨代謝促進剤の特徴と使い分け、年代による使い分けなど自件例を提示しながら解説され、今後の骨粗鬆症治療の参加になりました。椎木先生は人工膝関節置換術のロボット手術についてこれまでの歩みと現状、未来について動画も交えながら講演され、整形外科手術の進歩を実感しました。