院長ブログ – ページ 5

12/4 杉並区骨粗鬆症医科歯科連携の会をウェブで拝聴しました。山口市でも先日医科歯科連携の会を開催したばかりでしたので他の地区の取り組みに興味がありました。歯科医の立場から佐藤歯科クリニックの佐藤先生が講演され顎骨壊死の症例を供覧され抜歯が原因で起こるのではなく歯周病の放置や増悪が原因で生じるのであること、しかしながら休薬が必要な症例もあるので医科歯科が連携していくことの重要性を強調され、骨粗鬆症治療前に歯科紹介することの重要性を強調されました。次いで高円寺整形外科の大村先生が骨粗鬆症は高齢化に伴い増加しているが治療率が日本では20%程度であり骨折の連鎖を防ぎ、血圧を測るように骨密度を測ることを啓蒙することもお話しされました。お二人とも紹介状をやり取りして医科歯科連携をスムーズに進めることが顎骨壊死の予防になるとの見解はご一緒でした。

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広島大学歯学部 二川浩樹教授の講演を先日拝聴しましたが先生が研究開発されたL8020乳酸菌が入っており、歯周病の予防になるとのでテレビでも以前紹介されていました。お取り寄せかブジグランに置いてあるとのことでした。私も早速取り寄せで朝食後歯磨きしてから食べました。砂糖が入っておりほのかに甘い味で食べやすいので機会があればお試しください。

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11/30山口県医師会自賠責保険研修会が山口グランドホテルであり受付の原田さんと参加しました。山口自賠責損害調査事務所長の椙本先生の「自賠責保険のしくみ」がありました。交通事故の保険には自賠責保険と任意自動車保険があり、交通事故の自賠責保険制度の概要、請求手続き、損害調査の流れなど解説して頂きました。

次いで順天堂大学整形外科・スポーツ診療科の井上先生の「交通事故における留意点~損保顧問医の立場から」があり拝聴しました。受傷機転(外力の付加状況)、直後の症状、機能障害は詳しく問診、記述すること、診断書は必要最低限の事項を漏れなく正確に記載すること、自覚症状、神経学的所見、可動域制限(他動も)、現在の治療内容、今後の治療方針など書くこと、画像所見で新鮮外傷性病変と既存病変を区別することなどを教えて頂き勉強になりました。明日からの臨床に活かしていきたいと思います。

11/25 ルネッサ長門で山口県整形外科医会が開催されました。最後に特別講演で長門病院村松院長が、今年2月に亡くなられた河合伸也名誉教授の追悼講演を代読されましたので拝聴しました。私が山口大学整形外科に入局した時の教授で師匠でもあり父親のような存在でした。世界の整形外科、日本の整形外科、山口大学整形外科の30年の変遷、山口大学医学の歴史、山口大学整形外科在籍時代についてお話しされた後、整形外科は今後も発展する分野であることで締めくくられました。河合先生の残された言葉で心身一如、和して同ぜず、一隅を照らすなども紹介され、河合先生のお人柄、医学に向き合う姿勢、人生観など非常に心打たれる講演でした。これからも河合先生の教えを心の糧にして診療に励みたいと思います。
11/25 山口大学医学部霜人会館で第3回山陽小野田フットケア研究会があり講師として「整形外科クリニックにおけるフットケアの実践」を講演させて頂きました。当院で足の痛みをどう診て診断、病診連携しているかを中心にお話しさせて頂きました。次いで済生会山口総合病院の廣中先生の「足病変のアセスメントとケアの方法」の講演と実技を拝聴しました。済生会で行われているフットケア外来の実際と実技について解説して頂きました。
11/22山口市医師会館で第1回山口市骨粗鬆症病診連携の会講演会がありました。山口市医師会、歯科医師会、薬剤師会で骨粗鬆症及び顎骨壊死ポジションペーパ2023を勉強していくことを目的として開催されました。医師(整形外科、内科、皮膚科)、歯科医師、薬剤師、看護師など他職種の方に20名以上集まっていただきました。医師側の講演の先生がお休みになったため急遽私がこの会の立ち上げの経緯と半年前にお願いした医科歯科連携アンケートの結果について報告させていただきました。その後山口赤十字病院歯科口腔外科上村部長に顎骨壊死ポジションペーパ2023について解説していただきました。内容が多いので初回は顎骨壊死の定義と診断についてでした。その後総合討論があり骨粗鬆症治療する患者さんは歯科紹介、定期受診していただくことを共通認識とすること、抜歯の前に長期の休薬は不要ですが、例外的に抜歯後上皮化が完了するまで1−2週間休薬してもらう場合があることなどもあることなど教えていただきました。
11/19第19回中国四国放射線医療技術フォーラムが山口維新ホールで開催され市民公開講座として萩市民病院の小笠副院長の「スポーツ診療は複雑?〜カギを握る整形外科医と診療放射線技師の連携〜」を拝聴しました。X線、CT、MRIといった画像診断の歴史から整形外科医の3種の神器とされていることを解説されました。スポーツ診療において特に診断が重要です。整形外科が扱う運動器の定義(骨、関節、靭帯、神経など)から運動器障害の原因となるスポーツ傷害(外傷・障害)について詳しく解説されました。外傷は予防できませんが障害は予防できます。特に画像診断では構造的破綻が判明しますが、近年機能的破綻(靭帯の不安定性)などをエコーで診断する手段もあります。現代の子供達は運動不足の子と特定スポーツを過度に行うオーバーユース、オーバートレーニングになる子と二極化しているとのことでした。スポーツ選手の診断では機能的破綻はレントゲン、エコーだけでは診断が困難であることも多いです。山口大学の体育会系アンケート、卓球のトップクラスの選手でも整骨院しか行かない人も10%程度あり、特に小学生では整形外科医にかかり診断をつけてもらうことを強調されました。選手は指導者、親、ドクターの関係に苦悩するケースもあるとのことでした。ドクターと指導者を繋ぐスポーツトレーナーが理学療法士などが兼任していると心強いとのことでした。ドクターが取得するスポーツ医にも日本臨床スポーツ学会認定医など四つあることも市民に解説されました。最後に見逃したくない子供の腰痛として一週間以上持続する腰痛で腰を反らすと痛い場合に腰椎疲労骨折を早期に疑い、まずMRI撮影をして早期に診断することが必要があり、MRIで疲労骨折が疑わればCT撮影で早期である場合には指導者、親に説明してスポーツを中止してコルセットを3ヶ月以上装着するのが理想的ですがなかなか難しいケースもあり、骨癒合せずに分離して腰椎すべりに進行する場合がありスポーツを休んでいる間に腰の普段のかからないように身体の硬い部位などをストレッチしたり体幹を鍛えることでモチベーションを保つとのことでした。スポーツ診療では患者さん自分の訴えをはっきり伝え、どのような状況で起こるか?今後の競技予定と自身の目標をスポーツドクターに伝えてほしいことを教えて頂きました。
11/15 ホテル松政でかかりつけ医のための疼痛セミナーがあり参加しました。講師は山口大学整形外科鈴木先生で脊椎疾患におけるいたみ診療の最近の話題と病診連携の講演を拝聴しました。 腰痛下肢痛の治療、インターベンショナル治療、中枢感作の評価方法、治療効果判定としてのNTS cutoff値についてお話しして頂きました。慢性疼痛は腰痛、肩痛が多く、運動器慢性疼痛有病率は15%とのことです。脊椎疾患の慢性疼痛は侵害受容性疼痛、神経障害性疼痛、両者の混合性疼痛もあり以前は原因不明の腰痛の85%が原因不明の非特異的腰痛と言われてきましたが鈴木先生と山口県臨床整形外科医会が協力して行った山口県腰痛スタディで非特異的腰痛は20%であり80%は診断可能な特異的腰痛であることを提示できたとのことでした。慢性疼痛の治療は急性痛を慢性化させないように早期治療が重要であり痛みの伝達経路を考えながら薬剤選択していくと効果が上がるとのことでした。又山口大学ペインクリニックで行われている腰椎椎間関節ブロック、後枝内側枝電気凝固、硬膜外ブロック、神経棍ブロック、パルス高周波療法、硬膜外癒着剥離術なども紹介して頂きました。次いで難治性疼痛に対して山口大学ペインセンターで行われている集学的治療についても詳しく紹介されました。運動指導のポイントとして痛みに対する捉え方を変えること、ペーシング、自己効力感を高めることなども教えて頂きました。オーストラリアで行われているADAPTセミナーについても紹介されました。最後に臨床においてNRSの改善と患者満足度が優位に相関するので治療前後で2変化すれば満足度も高いとのことでした。

11/11 クリニック終了後に維新ホールで第8回山口OLS研究会が開催されました。たちいり整形外科の看護師の風間先生の「徹底解剖!クリニックにおけるOLS活動」がありました。たちいり整形外科の骨粗鬆症の検査の紹介や転倒評価、パンフレット配布、治療介入への猶予、理学療法士による転倒予防の取り組み、自己注射の指導方法、病診連携、診診連携、医科歯科連携についても詳しく教えて頂きました。

次いで立入先生の「脆弱性骨折の骨粗鬆症治療」と講演を拝聴しました。二次骨折を防ぐもっとも効果的な国際基準として適切な連携の元推進するための取り組みとして国際骨粗鬆症学会のcaptured the fractureがあり、ブロンズメダルをクリニックとして初めて取得されたことも紹介されました。ゴールドメダルを獲得するには骨折後8週間以内に骨粗鬆症評価を行い、治療継続率が90%必要とのことでした。50才以上の脆弱性骨折患者さんには膝、肘、肋骨、足関節骨折で積極的な介入が必要とのことでした。立入先生の京都日赤病院時代に橈骨遠位端骨折手術例に骨密度、転倒評価を取り入れた結果、骨粗鬆症治療介入が飛躍的に増加したそうです。治療についてはたちいり整形外科の治療継続率は89%という非常に高いことには感服しました。最後に先生が実践されている鳥羽先生の転倒スコアの中で過去一年以内の転倒が一番重みが高いとのことでした。高齢者にはバランス訓練を併用しながら高強度訓練を行うことが最も効果が高く、座位での立ち直り動作、ステッピング動作が有効とのことでした。

11/8 クリニック終了後に山口県整形外科セミナーがあり拝聴しました

講師は慶應大学整形外科の中村雅也教授で超高齢社会における運動器疾患の治療戦略ー麻痺と疼痛の克服による健康寿命推進ーをウェブで拝聴しました。中村先生は脊髄損傷のiPS細胞を用いた再生治療の第一人者です。高齢化社会における慢性疼痛が健康寿命に影響を及ぼすことから整形外科から情報をもっと発信していく必要性を強調され、近未来に向けた取り組みとして新たな画像評価を用いた手術適応の見直しや、iPS細胞による慶應大学の臨床研究の進行状況(コロナで開始が遅れたが昨年から開始できたとのことでした)についても教えていただきました。