院長ブログ – ページ 8

9/10スポーツ医資格継続のための研修会を拝聴しました。スポーツ脳震盪、熱中症、コロナ時代の競技復帰、アンチドーピングのリスクマネジメントについて講義を受けました。整形外科以外の勉強と知識を得ることは非常に勉強になりました。

九州沖縄山口OLS研究会が行われ山口グランドホテルで座長をしました。薬剤関連顎骨壊死のシンポジウムを行った後松本歯科大学の田口教授の「薬剤関連顎骨壊死のポジションペーパ2023の概要と医科歯科連携」を拝聴しました。シンポジウムでは熊本セントラル病院の上田先生が薬剤師の立場から、江南病院の中村先生が歯科衛生士の立場から、鶴上整形外科の鶴上院長が医科歯科連携アンケートの結果を発表されました。アンケートは九州沖縄山口の各県で行われましたが山口県が一番多かったので司会をしていてホッとしました。今までビスフォスフオネート製剤で治療している骨粗鬆症患者さんの抜歯において休薬は基本的に必要ないことが明記されたポジションペーパ2023をいかに認知してもらうか?が今後の課題であると思います。田口教授の講演ではポジションペーパ2023の内容を詳細に解説頂き、今回の改訂の一番のポイントは医科歯科連携であること、骨粗鬆症治療前か早期に歯科紹介することが望ましいことも強調されました。当院でもこれを受けて患者さんには歯科受診の必要性をかならずお伝えするようにしています。

健康づくりのための身体活動基準が厚労省から発表されたのが2013年で最近改訂が行われており2023年度版が出るとのことで、その中で重要な点が長時間座位行動が健康リスクであることが記載されました。これは腰痛にとっても良くないですが大人だけでなく、子供の健康にとって有害であることは種々の研究から明らかになっています。また筋力トレーニングも健康に有益であり、身体活動量と健康リスクの間に負の相関があることも記載されるようです。また高齢者においてはマルチコンポーネトント運動(有酸素運動、バランス運動と筋力トレーニング:略してマルチコ)の有効性も明記されるそうです。このマルチコも今後キーワードになると思います。

 

9/3 阿知須きららドームで山口県主催のダンスオンきららがありました。KスタジオのダンスチームdoubQue(ダブクエ)

が出場するので応援に行きましたが、村岡県知事も来られていてダンスが山口県でも浸透する気配も感じられました。doubQueのダンスはなかなかきまっていました。

免疫チェックポイント阻害薬はオプジーボに代表される癌治療薬です。先日この薬剤による免疫関連有害事象について学びました。

代表的なものとして、呼吸器症状、消化器症状、皮膚症状、甲状腺機能異常、副腎皮質機能異常、糖尿病、肝機能異常、神経症状などが挙げられますが整形外科受診する患者さんで注意すべきは神経症条に加えて、関節炎症状です。この薬剤の使用する際に自己免疫疾患がある場合には注意が必要とありますが、投与後に関節炎発症するケースがあるので、治療も症状に応じて消炎鎮痛剤、ステロイド、免疫抑制剤を使用するとのことで専門的知識が求められます。

癌治療される医師との連携が必要とのことです。

 

8/27(日)は休日外科当番医でした。朝から急患の患者さんが来られて救急車も2台受けました。内科の休日当番はコロナの流行期で大忙しとのことですが、外科系はいつもの如くの忙しさでした。急性腰痛(ぎっくり腰)も多く来られますが高齢者の急性腰痛は特に要注意で脊椎圧迫骨折の可能性を常に念頭に置いてx線撮影をしています。x線で骨折していなくても寝起き、立ち上がりにすごく痛かったりする場合には後日MRIを撮像しています。

クリニックの玄関前に蜂が数匹たむろしていたのでスプレーで撃退したのですが、壁の中に巣を作っていたようで後日業者の方に来てもらいました。アシナガバチが巣を作っておりその巣の中にいる幼虫をスズメバチが狙いに来たとのことでした。アシナガバチとススメバチの巣は明らかに異なるとのことでこれも一つ勉強になりました。

患者さんから頂いたクリニックのミニチュア模型を展示する台座が完成したのでやっと展示することができました。入り口入ってすぐの風除室に展示してありますので是非ご覧いただけると幸いです。

クリニック終了後にお世話になっている桑原社労士事務所の新社屋にお邪魔しました。防府市の田んぼに中に目立つ社屋があり、入り口に迷いましたが外観も内観も素晴らしかったです。建築士の藤森照信氏設計ということでこだわりが随所にあり、2階で仕事されている社員の方もいい環境で皆さん、生き生きとしていました。周囲の田んぼも風景に溶け込んでおり素晴らしい環境に羨ましい限りです。

盆休みがありましたが私はほぼ毎年人間ドックに行くようにしています。3年に1回は大腸ファイバーも行います。自分の健康と向き合うため、ということもあります。kん会は山口済生会病院で半日ドッグを受けてきました。胃カメラも受けましたが、大きな異常初見もなくまだまだ元気で診療できることに喜びを感じています。

終わってからご褒美に萩野菜ピクルスでランチを頂きました。