院長ブログ – ページ 10

クリニック終了後に新山口駅在来線口から維新ホールの奥に新しくできた小郡第一病院駅前クリニックの内覧会に受付スタッフと訪問しました。本日から開院とのことでした。小郡第一病院整形外科のサテライトクリニックとのことで診察室、レントゲン室、リハビリ室など見学させて頂きました。

3/25骨粗鬆症セミナーウェブ講演会の座長でアナクラウンホテルに行きました。講師は山口大学整形外科の三原先生で骨粗鬆症治療におけるロモソズマブの役割というタイトルで骨粗鬆症治療薬の特徴と長所短所をコンパクトにまとめられ、次いで逐次療法としてどの組み合わせがよいか?最後にロモソズマブの治療成績を示されました。20分のディスカッションでもさらに詳しい解説が聴くことができ大変勉強になりました。

3/219回長州スポーツ整形塾がありウェブで参加しました。最初に船橋整形外科の高橋先生がスポーツ傷害に対する体外衝撃波治療〜基礎と最近の知見〜について講演されました。

次いで順天堂大学整形外科の斎田先生のPRP療法の臨床の実際と導入と問題点の講演を拝聴しました。

どちらもスポーツの分野で最先端の治療をわかりやすく教えて頂きました。

3/20ウェブで先進運動器エコーフォーラム2021運動器超音波診療の最新トピック2021見えないものから未来が見えるという長いタイトルでの講演会がありました。第一部に専門の壁を超える、第二部に領域の壁を超えるというタイトルでエコーの第一人者の先生方の講演がありました。整形外科診療にエコーが導入され、自身の診断スキルが上がることで、骨に異常はありません、うちじゃありません(整形外科で扱う疾患)ということを打破する可能性を大いに感じました 第三部に空間の壁を超える、第四部に時代の壁を超えるというタイトルで講演がありました。遠隔超音波診療の最前線、運動器診療最後の一手という副題に沿って最先端のエコー(特に光超音波が今後期待できるとのことでした)の勉強にもなりました。
3/18山口市医師会館で小児救急地域医師研修事業講演会が開催されましたので司会として参加しました。東京からウェブで愛育病院小児科の田原麻由先生の「愛育病院におけるCOVID-19小児例の検討」講演がありました。愛育病院は東京港区にある紀子様が出産されたことでも有名な病院です。院内での検査体制も確立され小児のコロナ入院では慈恵医大に次いで多いそうです。小児での検査は鼻咽頭で検査するそうです。現在までに86人の陽性者を入院治療されましたが最近の東京の事情で宿泊施設を利用できるので入院患者数は減少しているそうです。感染経路は両親からで家庭内感染がほとんど(父親からが多い)だそうです。症状は発熱(38度以上が半数)、鼻汁、咳嗽が半数で味覚嗅覚異常の訴えは10才以上とのことでした。重症例はなく、肺炎、発熱遷延した2例で酸素吸入とステロイド使用されたそうです。又非濃厚接触者の感染例は少ないとのことでした。小児単独入院で看護師さんの接種時間が長いが適切な感染対策をされていることで院内感染は生じにくく、ネブライザーはエアロゾル発生の点からも使用しないとのことでした。 次いで山口県環境保健センター所長の調先生の「COVID-19の感染性と感染対策」の講演がありました。最初にCOVID-19の基本情報をお話されました。全国的な患者数は20代が多く高齢者は致命率が高かったのですが最近は治療プロトコールが確立されて低下しているそうです。感染は発症2、3日前から感染性を持ち発症日以降一桁ずつ感染率が低下するとのことでした。予防は飛沫対策が最も有効とのことでした。ウィルス量の多い人がスーパースプレッダーになり山口県でのクラスター発生例についても提示されました。ゲノム解析の結果でどこから発生したかが判るそうでやはり夜の飲食店での感染の発生リスクが高いそうです。PCR検査法はリアルタイムPCR法が最も感度が高いのですが偽陽性もあるとのことでした。発症後10日すぎると感染力はほぼなくなるとのことで山口県の検査結果もお示し頂きました。例外として重症例や免疫不全例は発症後20日まで感染性が続くそうです。最後に変異ウィルスについては武漢株が欧州株に入れ替わったこと、N501Y、E484Kを含む変異株が最近増加しており、抗体が結合しにくく感染しやすくなるメカニズムも教えて頂きました。
3/13小郡グランドホテルで山口県臨床整形外科医会教育研修会があり座長として参加しました 最初に山口大学整形外科の鈴木秀典講師のとうかにおける脊椎疾患治療についての講演を拝聴しました。最初に腰下肢痛の治療と頚椎疾患の治療についてのお話でした。ブロック治療の最新動向や腰椎ヘルニアのヘルニコア治療、慢性疼痛を扱うペインセンターの集学的治療の紹介、腰部脊柱管狭窄症の低侵襲治療成績、頚椎選択的椎弓形成術の治療成績と除圧術のピットホールなどお話ししていただきました。特に首下りのある頚椎手術は注意学会必要とのことが印象に残りました。 次の特別講演Iは大阪医科大学麻酔科教授の南先生の最新の痛みの診断と治療についての講演を拝聴しました。大阪医科大学麻酔科は手術麻酔、集中治療だけでなくペインクリニック、救急医療、緩和医療、在宅医療まで幅広く対応されているそうです。慢性疼痛は日本では我慢すべきものと考えられたり、注目度が低いとされますが働き盛りの人が慢性疼痛は10人に1人とされ医療損失も大きいと言われています。痛みの定義が改定され、組織損傷が実際に起こった時あるいは起こりそうな時に付随する不快な感覚および情動体験というように変わったそうです。これは痛みが組織損傷がなくても生じることを提示されたことになります。子供の時の虐待や手術侵襲、仕事のストレスは痛みの過敏性に関与するそうです。漢方薬の有用性についても又自己主張が強い方には加味逍遙散、神経質な方には四逆散、怒りが強い方には抑肝散など漢方治療で様子を見ることもあるそうです。超高齢者や糖尿病患者さんにはブロック治療を行う時には濃度に注意が必要でありステロイドは併用しないとのことでした。糖尿病の方は神経が障害を受けているので手術後の症状の改善が低い傾向があること、頚椎手術後の末梢神経障害の手術も改善度が低いとのことでいわゆる神経のダブルクラッシュが生じると治療成績は低下するとのことでした。神経障害性疼痛の早期にはMMP-9,晩期にはMMP-2が関与するとのことで早期に中枢から抑制する鎮痛剤を使用することの必要性をお話しされました。手術後遷延痛は3ヶ月以上持続する疼痛で1-2割に発症し1パーセントが治療抵抗性とのことでした。術直後に痛みをなるべく抑制することが重要であること、重要変形性膝関節症の人工関節術後で痛みが遷延する1-2割の方は全身の痛みの閾値が低下しているそうですので痛みのないところを徐々に動かしていくリハビリが重要であるとのことでした。頭のdefault mode ネットワークが働かないと安静時痛が改善しないそうです。運動の中でもウォーキングがエビデンスもあり有用であるとのことでした。