山口大学整形外科鈴木准教授の「圧迫性頚髄症に関する最近の話題」

7/31(木)岩国国際観光ホテルで講演しました。私はジクトルテープの当院での使用経験と使用後アンケート調査についてについて講演しました。ジクトルテープは経皮吸収性全身性非ステロイド性消炎鎮痛調布剤です。当院での使用経験とアンケート調査について報告しました。

次いで山口大学整形外科鈴木准教授が圧迫性頚髄症に関する最近の話題を拝聴しました。頚椎後方手術はラミノプラスティと言います。頚髄症の手術は前方除圧固定術が主でしたが現在椎弓形成術による後方法が主流です。山口大学整形外科の服部名誉教授が最初開発され、現在は黒川式と平林式が主流です。山口大学で最近行われている選択的椎弓形成術を紹介されました。電気生理学的検査を行い形成する部位を決定します。頚髄症の診断として膝蓋腱反射亢進、ホフマン反射陽性、手の知覚障害があると確率が高いとのことでした。

 

この記事を書いた人

とよた整形外科クリニック 理事長

豊田 耕一郎

山口大学医学部、山口大学大学院卒業後山口大学医学部附属病院、国立浜田医療センター、小野田市立病院、山口大学医学部助教、講師を経て山口県立総合医療センターで脊椎手術、リハビリ部長を兼任後、2012年4月からとよた整形外科クリニックを開院。
専門性を生かした腰痛、肩こりの診断、ブロック治療、理学療法士による運動療法、手術適応の判断を迅速に行うことをモットーとし、骨粗鬆症、エコーによる診断、運動器全般の治療に取り組んでいます。