こんにちは! 山口県でも新型コロナでザワザワしていますが、
皆様いかがお過ごしでしょうか?
こんな時は巣ごもりでお家でできる骨そしょう症予防の
簡単なエクササイズをしてみましょう。
それは『かかと落とし』!!
格闘技のの技ではなく、かかとを上げて下にストンと落とすだけの『かかと落とし』です。
1日30回以上されると効果的だそうです。
立ってテレビを見ながらソファーや椅子の背もたれをもって…床にトン♪またトン♪
お料理を作る合間に好きな音楽をかけながら…リズムをとって床にトン♪またトン♪
無理なく毎日続けることが効果的です。
『かかと落とし』は全身の骨に振動が伝わることでオステオカルシンという
ホルモンが体に放出されることで
骨細胞が活性化され骨が強くなるそうです。
またそのホルモンが内分泌にも影響し血糖値を下げたり、
ふくらはぎのストレッチ効果で血流が改善され高血圧にも効果的みたいです。
一石三鳥ですね。
しかしながら 以前この『かかと落とし』のやりすぎでかかとが痛くなった患者さんがおられました。
くれぐれもやりすぎには注意が必要です。
看護師・診療放射線技師からでした。
1/16の山口県臨床整形外科医会の研修会の続きです。
次いで松野リウマチ整形外科の松野先生の「整形外科外来における関節リウマチの診断と治療」を拝聴しました。関節リウマチの治療の歴史から始まり坑リウマチ薬、MTX、バイオ製剤、最近注目されているJAK阻害剤に至りリウマチ治療は臨床的寛解から構造的、機能的寛解(骨破壊改善)を目指せるとのことでした。リウマチの診断基準はACR/EULARの基準が標準で早期診断、早期治療を行うとのことでした。血液検査で早期診断にはリウマトイド因子より抗CCP抗体が有用とのことでした。リウマトイド因子は高齢者は10-25%陽性、抗CCP抗体は結核の30%に陽性であることに注意が必要とのことでした。又MMP-3は発症一年以内から上昇し関節破壊を反映するので感染との鑑別にも有用ですがステロイド使用すると上昇するとのことでした。関節リウマチの鑑別診断としてウィルス感染に伴う関節炎(パルポウィルス)、乾癬性関節炎、リウマチ性多発筋痛症などが頻度が高いとのことでした。抗核抗体は染色パターンで疾患特異抗体の種類を限定できるそうです。注意すべきは全身性エリテマトーデス・MCTDのジャクー変形(関節破壊がない脱臼)、全身性硬化症(強皮症)の末節骨の骨吸収(acroosteolysis),混合性結合織病(MCTD)の抗UI-RNP抗体陽性,RS3PE症候群、サルコイドーシス、リウマチ性多発筋痛症の特徴も解説して頂きました。又関節エコーでのパワードップラーの変化も早期診断に有用とのことでした。
1/16山口グランドホテルで山口県臨床整形外科研究会がありオンラインでの講演を拝聴しました。16号整形外科の山田朱織先生の「難治性肩こり、頚部痛に対する枕治療についてー世界で認知されていない新たな治療法ー」を拝聴しました。山田先生は日本で唯一の枕外来をされている先生で、山田朱織枕はDrs.Fitness K STUDIOでも枕計測を行なっています。先生がお父様の時代から引き継いで来られ枕研究の第一人者という位置を築いてこられました。枕治療の歴史については1949年Jacksonの研究から始まりましたが十分なエビデンスがないという現状です。山田先生は枕の至適高や夜間の睡眠姿勢も研究されてきました。枕の三大条件は枕の至適高さ、頚椎の至適角度、寝返りのスムーズさとのことです。側臥位では頸椎と胸椎のアライメントが一直線であることが理想的ですが仰臥位では頚椎はストレートになることが理想的とのことでした。仰臥位MRIでの検討も頚椎の指摘角度は18度が理想的とのデータを示されました。肩こり、身体化症状の患者さんに枕治療が痛み、頭痛、不眠なども改善したことを報告されました。又睡眠時無呼吸症候群の対する枕治療の効果も報告されました。最後にリアルタイムでの玄関マット枕の調整の指導を中継で実施された実技も勉強になりました。