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今日は5月最終日、暑かったり朝晩はまだ少し寒かったりで体調を崩しやすいときですね。
みなさま、どのようにお過ごしでしょうか?
受付 原田です。

今日、雑誌を見ていて おみそ汁でダイエット!!! というものを目にしました。

お味噌は美肌にもよく便通もよくしてくれるとのこと
ダイエットには赤みそと白みそで作るみそ玉がよいとのことでさっそく作ってみました。


☆☆☆  みそ玉レシピ  ☆☆☆

赤みそ   80g
白みそ   80g
玉ねぎ   150g
リンゴ酢 大さじ一杯

玉ねぎはすりおろして、その中にみそとリンゴ酢を入れてよく混ぜ、大きめの製氷機に10等分にして冷凍して完成!!!




その本によると・・・

赤みそは 糖の吸収をゆるやかにして血糖の上昇を抑えるメラノイジンが含まれている
白みそは 乳酸菌が多く含まれていて、腸内環境を整えてくれる作用がある
すりおろした玉ねぎには 乳酸菌のえさになるオリゴ糖が含まれており、白みそと合わせることで乳酸菌が増え、効果が期待できる
リンゴ酢には カリウムが含まれていて、むくみの原因となる塩分を排出する効果が期待できる

とのこと

1キューブずつ溶かして、みそ湯として飲むのもよし
お野菜たっぷりのおみそ汁にするのもよし
食前に飲むのがよいそうです。

お野菜をたっぷり入れると食物繊維もたくさんとれ、美容と健康に最適な伝統食。
日本人の大事な文化です。
いつものおみそ汁がごちそうに思えてきて、朝食が楽しみになりました。
 

こんにちは!! 
受付スタッフ 福田です(^^)/
気候も暖かくなってずいぶん過ごしやすくなってきましたね♪
いかがお過ごしでしょうか??


先日焼き鳥を食べに行って、
炭火で焼くとどうしてこんなにも美味しくなるのかな?
なんてことを話しながら夕ご飯を食べていたら、
バーベーキューコンロで焼き鳥焼いてみる?という話になり、
鶏肉や豚肉を調達し、ゴールデンウィークの思い出に炭火焼き鳥を再現しました(笑)


私は不器用なので、竹串に具材をさすのはもちろん、
バーベキューコンロの準備、炭の火おこしまでしてもらい(笑)、
あとは焼くだけの担当でした(^o^)




当日は風が以外にも強くて、
なかなか焼けず1時間は焼き鳥に変化なく(笑)ただひたすら見守っていましたが、
徐々に焼け始めたら食べるのが追いつかないくらいに勢いづいてきて、
焼くのも食べるのも楽しくなってきました(*^-^*)



最後はお腹いっぱいになり、
余った焼き鳥はお義父さん達におすそ分けしました♪

また、連休を使ってアウトドアを楽しみたいです(*''▽'') 

 

午後から終末期医療、褥瘡と排泄についての講義でした。高齢者医療において終末期の医療介護の在り方、特に本人の尊厳あるいは最期の迎え方について医療者がどう寄り添うかが課題であるとのことでした。アドバンス・ケア・プランニング(ACP)とは将来意思決定する能力を失った場合に備えた患者によるあらゆる計画であり患者、家族、医療者の話し合いを重視して、書面を残すことにこだわらず患者の希望に沿った医療やケアを提供する事ことが重要とのことでした。次いで褥瘡と排尿排便ケア管理について拝聴しました。床ずれ予防、自尊心を失わない快適な排泄促進、清潔維持、負担軽減、ポリファーマシーを避けるとのことでした。腹圧性、切迫性、混合性、溢流性、機能性尿失禁がありタイプを知ることが重要とのことでした。過活動性膀胱では骨盤体操(骨盤底筋群の体操)が有効とのことでした。男性の尿失禁は前立腺肥大との合併が多いのでα1アドレナリン受容体遮断薬が第一選択です。高齢者の便秘は腸蠕動が低下している弛緩性便秘、肛門部に溜まる嵌入便に気をつけることを教えて頂きました。褥瘡については体位変換、適切なマットレスの使用、タンパク、エネルギー低栄養状態が関与しています。好発部位は仙骨、大転子、踵、坐骨結節の順で、創の分類(黒色期、黄色期、赤色期、白色期)に応じた治療、ドレッシング材の適応は感染、深部に達するものは適応外であることなどリスクアセスメントが大切です。次いで多疾患合併症例について講義がありました。高齢者による様々な科から投薬されるポリファーマシーによる副作用が問題があり、減処方のプロトコールとして全ての薬剤の処方理由を確認し、有害事象のリスク確認、薬剤の潜在的なリスク、ベネフィット、中止薬剤の優先順位の決定、薬剤中止とモニタリングという手順を踏むことを提案されました。患者が疾患についての理解度も重要とのことでした。経過を見ながら介護保険が必要であるかを判断すれば本人が介護保険の申請する必要があり、ケアマネジャーと連携して受けるサービスを決定、サービス担当者会議を行いながらゴール設定に沿ったリハビリテーションの提供を行う手順も紹介され参考になりました。多疾患合併患者に対して治療が相互に影響することをイメージして介入すること、疾患の進行と加齢を踏まえて本人の希望、家族背景、QOLまでを考慮して治療方針を決定すること、専門医と患者・家族の橋渡しをすること、多職種と連携して自宅療養を支えることを提示されました。最後にかかりつけ医の社会的処方についての講義でした。社会的処方とは地域医療機関が人々をリンクワーカー(ケースワーカーなど)に紹介する行為とのことで、主治医の意見書の重要性を強調されました。ガンの5年生存率は約6割に達することからガンももはや慢性疾患という認識が必要で、仕事を持ちながら通院しているのは約32万人いるが収入は減収になることもあり、癌患者のかかりつけ医は体力、メンタルヘルス問題も含めて治療と仕事の両立支援、復職支援・就業継続に関する主治医の意見書を書くことも重要とのことでした

5/26日医かかりつけ医機能研修制度2019年度応用研修会が山口県医師会であり参加しました。全国でテレビ会議としてあるのでいつも助かっています。最初はかかりつけ医の感染対策の講演でした。感染症とは外的環境としての微生物と内的環境としての人体の間での相互作用にておこるもので、疲れや生活の乱れによって微生物と人体のバランスが崩れて微生物が異常に増殖し、人体はこれに対して強い反応を示します。感染症診療にはロジックが必要で患者背景を理解すること、どの臓器の問題か?原因となる微生物の同定、抗菌薬の選択、適切な経過観察が必要であるとのことでした。国際化が進み海外から持ちこまれる感染症が増加する(特にオリンピックなど)ことを注意する必要があるそうです。風疹の初期に耳介後部のリンパ節腫脹が特徴だそうです。又成人水痘が熱帯地方の外国人に多かったり、世界的に麻疹が流行しており予防対策が必要とのことでした。又環境の変化によりエボラやインフルエンザなど新興再興感染症にも留意する必要があります。耐性菌の問題、高齢者の感染症の特徴(38度以上の発熱は37パーセント、頻脈も37パーセント、症状が乏しい、せん妄・転倒・食欲不振など非典型的症状が多い)など教えて頂きました。原因となる微生物の同定には3,4日以上かかるため初期治療(エンピリックセラピー)ではそれをカバーする抗菌薬を使用し、原因菌と感受性が出たら最適治療(デフィニティブセラピー)に変更するとのことでした。腎盂腎炎の原因菌の90パーセントは大腸菌であることを念頭において治療することも教えて頂きました。又感染防止対策として手指衛生、適切な個人防御、接触感染については手袋、ガウン、飛沫感染についてはサージカルマスク、空気感染についてはN95マスクや個室対応が必要だそうです。感染症の予防として口腔ケアが有効とのことでした。医療現場の環境対策として床、空調、水回り、トイレなどの清掃の重要性、消毒薬を使用する際のエタノール、次亜塩素酸Naによる材質劣化に注意する必要があるそうです。頭頸部感染症(扁桃周囲感染症での開口障害、激しい咽頭炎、咽後膿瘍での嚥下障害、頚部感染性血栓性静脈炎の左右非対称の頚部腫脹)、感染性心内膜炎、椎体椎間板炎・骨髄炎・化膿性関節炎、伝染性膿痂疹、蜂窩織炎、壊死性筋膜炎、胆嚢・胆管炎、肝膿瘍、嘔吐下痢症の原因としてのノロウィルス、尿路感染症など各臓器別に注意すべき疾患を教えて頂きました。薬剤耐性に起因する志望者は年間70万人とされますが何も対策を取らないと2050年には1000万人が死亡すると言われているので不要な抗菌薬投与を避けることを強調されました。インフルエンザでは発熱は約半数であること、インフルエンザ迅速キットでは発症後24時間以内は感度が低く、感冒との違いは全身症状が強いこと、早期から咳が目立つことなどとのことでした。次いで医療保険と介護保険、地域包括ケアシステムの構築について拝聴しました。地域包括ケアシステムは1984年に提唱されましたが2019年度版地域包括ケアシステムの概念として日常生活圏域を単位として活動と参加について何らかの支援を必要としている人々(高齢者以外の児童幼児、障害者、その家族)が必要なら様々な支援を受けつつ出来る限り自立し安心して最後の時まで暮らし続けられる多世代共生の仕組みとされ、人々が生活の課題を抱えながらも住み慣れた地域で自分らしく暮らしていけるよう地域住民が支え合い、一人ひとりの暮らしと生きがい、地域をともに創っていくことができる社会を地域共生社会と定義し、今後日本社会全体が実現していこうとする目標で、地域共生社会を実現するための手段として地域包括ケアシステムがあるとのことでした。2025年が本格的超高齢社会の入り口で、2040年には高齢者人口死亡者数のピークとなるのでそこに向けての取り組みとして予防の積極的な推進による需要の抑制、多種職連携などによる中重度者を支える地域の仕組みの構築などが必要であるとのことでした。地域包括ケアシステムの具現化に向けて入院退院時の切れ目ない医療介護連携、居宅における看取りを含めた切れ目のない医療介護連携、多種職連携が必要で医療のみの垂直連携から介護との連携を基本とする水平連携中心へのパラダイムシフトが起きています。日本型の高齢者介護の確立として都市ではより在宅中心で、地方ではより施設活用するとのことで、地域包括ケアシステムでは200床未満の中小病院、有床診療所、医師会、かかりつけ医の三者が協力することが重要とのことでした。次いでかかりつけ医に必要な生活期リハビリテーションの実際について拝聴しました。リハビリテーションは急性期、回復期、生活期と区分されます。広義には障害があってもその人らしくいきいきとした生活ができる権利を獲得することとしての意味と医師、看護師、理学療法士などが提供する技術・サービスの意味とがあります。介護サービスは高齢者の自立を支え、できない部分を支援していくことが重要です。要介護状態の原因は脳卒中以外は死亡原因とは異なり、衰弱、転倒・骨折、認知症、関節疾患が原因であること、軽度の要介護者が増加してのは筋骨格系疾患が主要である、お守り介護認定が増加するという問題点も教えて頂きました。高齢者リハビリテーションの三本柱として介護予防、医療・介護におけるリハビリテーション、地域リハビリテーション体制があるそうです。かかりつけ医に求められることはリハビリテーションに対する正しい方向づけがなされる必要があり患者本人・家族が主体的に参加できるような働きかけが必要であるとのことでした。介護におけるリハビリテーションの必要性と将来あるべき姿としてリハビリテーション前置の考え方を再認識する、介護の負担を軽減するためにリハビリテーションは不可欠である、リハビリテーションを包括的に提供できるサービスを整備することを提唱されたそうです。自助、互助、共助、公助のいずれにもリハビリテーションは関わりを持っています。地域リハビリテーションと地域包括ケアシステムの目指すところは同じであるとのことでした。高齢者リハビリテーションの在り方としては主治医からリハ医への疾病の情報提供、通所リハビリテーションへの期待があり、リハビリテーション医療実践のポイントは廃用症候群の予防、意欲の向上、機能障害の改善、補助具の活用、ADLの向上、生活機能の維持向上があります。通所リハビリテーションは地域包括ケアシステムの中で地域や在宅生活を支えるためにリハビリテーションの拠点として役割を担うべきとのことでした。居宅サービスの協働方法としてケアマネジャーと医療機関が情報を共有して生活期リハビリテーション(特にデイサービスやデイケア)を行うことが重要であるとのことでした。慢性期における寝たきりの予防として安静度ではなく、活動度で指示を出す習慣が求められます。通所リハビリテーションの役割として医学的管理、心身生活活動の維持・上昇、社会活動の維持・向上、家族支援があり、短時間リハビリと長時間リハビリがありますが介護度に応じて決定されているとのことでした。リハビリテーションは単なる家族支援の負担を軽減するためだけでなく、家でできることを増やすことで介護しやすくなることを目指すとのことでした

慢性疼痛を考える会があり参加しました。オープニングリマークで田口先生が鎮痛薬のミニレクチャーをされました。2000年までに消炎鎮痛剤が多数発売されましたが慢性疼痛での治療薬として発痛の場から機能の治療へとシフトしてきたとのことでした。最初に山口大学整形外科の神経障害性疼痛の診断と治療についての講演がありました。痛みについての基礎知識、神経障害性疼痛の機序と薬物治療、慢性疼痛患者に対する集学的アプローチのお話でした。痛みとは不快な感覚、情動体験であることであり、慢性痛の定義としては通常のケガの回復する期間を超えても続く痛みで、器質的要因に心理社会的要因が加わって発症します。ストレスなどの機能的原因で痛みは生じ、疼痛顕示行動により医学的評価が可能になります。慢性疼痛は約20パーセント存在し運動器の慢性痛は15パーセントを占め30-50代の働き盛りの世代に多いそうです。腰痛の原因として様々ですが侵害受容性疼痛と神経障害性疼痛のオーバーラップする混合性疼痛が多いとのことでした。神経障害性疼痛は神経が異所性放電、下行性疼痛抑制系の低下、中枢神経が過敏になり、神経の異常放電により生じるとのことで、診断ツールとしてペインディテクトというツールも紹介されました。アロディニアのメカニズムとして神経損傷による異所性放電やエファプス伝達により生じるそうです。神経障害性疼痛の薬物として代表的なプルガバリンや新しく出たミノガバリンがあります。山口大学では慢性の痛みに関する教育プログラムを構築しており、ペインセンターとして慢性疼痛の講習会を行っていることも告知されました。次いで獨協医科大学麻酔科の山口教授のガバペンチノイドの可能性と課題についての講演を拝聴しました。帯状疱疹後神経痛では神経プロックと薬物療法を併用します。フランス外科医の言葉で時々治療する(プロック)、しばしば和らげる(薬物)、いつも元気づける、ということを紹介されました。先生は患者さんと会話しながら痛みを伝える経路と痛みを抑える経路のどちらを薬物治療するという痛みの病態に合わせた薬物治療を提供するというスタンスで接しておられるそうです。慢性疼痛、神経障害性疼痛に対するオピオイド治療は一定のエビデンスがありますが4-12週以上は好ましくなくアメリカではオピオイドクライシスとも言われているそうです。神経障害性疼痛のオピオイド治療は最近のガイドラインは限定的で短期間にすべきと言われているとのことでした。ガバペンチノイドは神経障害性疼痛における第1選択薬になっています。NNTは4で四人に一人が効くとされていますがNNH(副作用)は6人に一人ぐらいとされています。副作用は眠気、めまい、容量依存性などがあります。プレガバリン、ガバペンチンに加えて新しく出たミノガバリンは末梢性神経障害性疼痛に適応があり、容量調節ができる工夫がされていますが腎機能の低下している患者さんには容量を減らす必要があります。効果は同じですが副作用の頻度は少ない(プレガバリンの約半分)とのことで最大容量まで増加できたのが約8割であったので有効投与量まで増量しやすい可能性があるとのことでした。慢性疼痛治療薬の内服のポイントとして適応を広げていい薬物で効かなければ中止するということが必要とのことでした。慢性疼痛に慢性的に投薬していないかを自問することを提案されました。慢性疼痛患者に痛くても動きましょうという根性論ではなく、プロック、薬物、励ましなどにより良くなったら投薬を減量していき、理想的には中止することを考える、痛みが改善したら減量、中止する方向を考えること、薬が余ったら中止のタイミングである、投薬を中止する言葉がけも紹介され、投薬を中止してもずっと診ていきますというスタンスをお話しされました。内服開始三カ月後に効果判定、6カ月後に中止判定を行うことを提案され参考になりました。最後に投薬をやめられないという患者さんを診てこられて、慢性疼痛治療に対して過干渉にならない、多剤併用にならないことを踏まえる必要があるとのことでした。慢性疼痛におけるオピオイド治療と薬物依存症との関係を紹介され、病気を診るのではなく患者を診て、居心地のいい場所を提供するという先生の姿勢を垣間みました。

最後に済生会山口総合病院の岸本先生が10年前まで消炎鎮痛剤がほとんどであった疼痛治療が新しい薬物により選択肢が広がりましたが神経障害性疼痛の治療のミノガバリンについては適正に使用すして効果を見ていくこととして締めくくられました。


5/19温泉療法医教育研修会二日目です。温泉関連法について早坂先生から講義がありました。温泉関連法は環境省と厚労省が管轄しており、源泉から湯口までが環境省、浴槽の利用は厚労省の法律が関係しているそうです。鉱泉とは地中から湧出する温水及び鉱水で25度以上で二酸化炭素、リチウム・ストロンチウム・バリウム・マンガン・鉄・水素・ヨウ化物イオン・メタケイ酸・炭酸水素ナトリウムなどを含むもので、療養泉の定義は遊離二酸化炭素、総鉄イオン、水素イオン、ヨウ化物イオン、総硫黄、ラドンのいずれか一つを含むとのことです。浴場開設、飲泉するには県の許可が必要です。療養泉の適応症は筋肉・関節の痛み、こわばり、冷え症、末梢循環、胃腸障害、疲労回復など多数あり浴用と飲用で異なります。病気の急性期、感染症は禁忌です。次いで穂崎先生の代謝疾患についての講義がありました。肥満はBMI30以上が定義ですが体脂肪は1kgの脂肪の減量には7000kcalが必要ですが実際には800-950kcalの消費量を目標とします。10分の入浴で30-70cal程度です。飲泉療法は血糖の改善の報告があり、空腹時200mlを30分以上かけて一日500-1000ml飲用します。糖尿病では歩行運動で400-500kcal、水中運動で200-250kcal、温泉浴で100kcalを目標にしますが、血糖コントロール不良や重篤な合併症を有する場合は温泉療法の適応外となります。インスリン注射後1時間は入浴、運動を避けるべきとのことでした。高脂血症は食事と運動療法(水中運動週3回以上30分、1-3ヶ月)で効果が期待できるとのことでした。次いで福田先生の皮膚疾患と温泉入浴を拝聴しました。温泉の皮膚に対する作用として温熱作用、保湿作用、清浄作用、抗菌作用などがあり、皮脂欠乏性皮膚炎、アトピー性皮膚炎、尋常性乾癬、疥癬、汗疹、東総、帯状疱疹後神経痛などが外用薬などの治療の併用しながらの適応となります。次いで温泉地衛生学の講義がありました。近年レジオネラ症の発生があり浴槽のブラッシング、気道からの吸入、飲泉に注意が必要とのことでした。又火山ガス中毒死は火口付近での硫化水素の吸入が原因だそうです。又ラドンを含む放射線泉は高濃度の場合は飲泉には注意する必要があるとのことでした。メタン、二酸化炭素、チッ素ガスの事故は酸欠による死亡事故に繋がるので注意が必要とのことでした。温浴の効果としては胃酸の分泌を抑制しますが連浴では正常化するそうです。物理療法は急性粘膜障害や急性炎症は禁忌とのことでした。次いで飯山先生の消化器・腎疾患への温泉入浴、飲泉の影響の講義がありました。慢性胃炎には効果があるそうです。心拍出量は50パーセント増加、腸管の血流は増加して小腸の吸収は亢進するとのことでした。飲泉については湧出し口から直後出ている湯を飲むことが条件だそうです。最後に小片先生の入浴事故と対策についての講義がありました。入浴関連死(入浴死)は年間14000-20000人で交通事故死の2倍と言われています。虚血性心疾患、溺死、脳血管障害が3大死因とされています。溺水は79パーセントで解剖しても死因が不明の場合もあるそうです。鹿児島県での調査では気温が低いほど入浴死の危険性が増加し、自宅での死亡が86パーセントで温泉での死亡が10パーセントで、温泉での死亡は高齢者男性に有意に多く、夕食前が多かったそうです。入浴事故防止するためには脱衣所や浴槽の暖房をすること、湯温を38-40度にする、高齢者は一番風呂を避ける、深夜、早朝の入浴を避ける、住まいの安全に配慮する、飲酒後は避け、長時間の入浴を避けるなどを述べられました。
写真は一日目の後に行ってきた岡山城天守閣です。特に石垣が見事でした。


5/18,19は岡山で第84会日本温泉気候物理医学会に参加して温泉療法医教育研修会を受講しました。温泉の定義は湧出し口で25度以上で19種類の物質を限界値以上含むものとされています。温泉療法医制度とは昭和51年に制定されました。山口には湯田温泉をはじめとして県内にも温泉が多く、安全な入浴法や温泉療養の指導・普及させることと加えて運動をすることで健康増進に寄与することができればと考えて参加しました。小笠原先生による温泉療法医制度についての概説をされ温泉療法医が997名、温泉療法専門医が203名おられるそうです。温泉の泉質、湯量、環境などから温泉施設が認定されますが、最近では環境省が新・湯治の推進推進プランとして楽しく元気になれるプログラムの提供などを推奨しています。温泉利用型健康増進施設、温泉利用プログラム型健康増進施設などがあることを教えて頂きました。次いで北条先生が運動器疾患と温泉療法について講義されました。運動器に関しては温泉の効果は主として温熱効果です。局所に対してはストレッチ効果、筋緊張低下、疼痛閾値の上昇、血管拡張効果などがあります。温熱はAγ繊維を介して伝わる非侵害受容刺激になります。変形性膝関節症に対して温熱療法は症状緩和には有用ですがエビデンスは低いとのことでした。先生の研究で関節軟骨は温熱で生物活性と基質代謝が亢進することを提示されました。関節リウマチに効く温泉、泉質は特にはないということでした。次いで宮下先生の気候療法の講義を拝聴しました。気温・気圧・湿度が穏やかで空気が清浄などの保護性気候が最も適しています。和歌山の白浜温泉、龍神温泉での気候療法、白浜素足ウォーキングによる効果を提示されました。次いで出口先生が神経疾患の講義をされました。脳血管障害はICD11で五つに分類されています。温泉の効果として血圧下降、脳血流改善、筋緊張亢進の軽減、脳波でのアルファ波増加などがあり、神経痛に対する温泉浴の効果は温熱作用、静水圧のよるマッサージ効果、浮力による負荷軽減、粘液作用、泉質による化学作用があるそうです。次いで宮田先生が循環器疾患と温泉入浴について講義されました。入浴の心臓への影響は温熱刺激による血管拡張作用、静水圧のよる心内圧の上昇があります。心臓血管系に負担のかからない入浴方法は40-41度10分までが理想的で42度以上や32度以下は心臓血管疾患のある方は禁忌です。深さは胸元までの方が心負荷が少なく、入浴後コップ1-2杯の飲水して水分補給をして出浴後の起立性低血圧に注意することが重要です。1989年に開発された和温療法について60度の温赤外線乾式サウナ内に15分入浴後30分毛布に包まれ30分終了後水分補給すると心不全に有効であったそうです。最後に加藤先生の呼吸器疾患の温泉療法の講義を拝聴しました。温泉の呼吸器系への効果は物理作用の温熱作用によるガス交換の改善、静水圧による換気率の改善、呼吸筋力強化、末梢気道内圧上昇や化学作用による湯気の気道への直接作用、マイナスイオンによる鎮静作用、生体調整作用があり、閉塞性肺疾患(COPD)には良い適応となりますが感染症には禁忌です。気管支喘息に三朝温泉病院の複合温泉療法(温泉プール、拘泥湿布療法、ヨードカリ溶解吸入療法)が有用とのことでした。

ランチョンセミナーでバスクリンの開発に携わった渡辺先生の入浴と健康という講演を拝聴しました。ヘルスツーリズムとは科学的根拠に基づく健康増進を理念に旅をきっかけに健康回復や健康増進を図ることだそうです。又新・湯治は温熱入浴に加えて周辺の自然、歴史、文化、食などを生かした取り組みだそうです。入浴の実態のアンケート調査では夏と冬では入浴頻度は差はなく、夏はシャワーの頻度が増加して冬は特に女性が入浴時間が長いとの結果でした。入浴の効果として温熱、浮力、静水圧があります。浮力は空気中の1/9となるそうです。静水圧は胴回りを3-6cm縮めてくれるそうです。入浴剤の起源は温泉の成分を乾燥、粉末化したもの、薬用植物(菖蒲、柚子)由良があるそうです。入浴剤の効果は温浴効果と清浄効果があり、保温、血行促進、疲労回復、リラクゼーション効果が期待できるそうです。入浴とロコモの関連研究でロコモ体操と炭酸浴入浴を組み合わせて効果があったことも報告されたのは興味深かったです。

午後から岡山大学総合研究科老年医学分野の光延教授の会長講演がありました。高齢者医療における温泉気候物理医学の役割という講演でした。

三朝温泉病院で取り組まれた温泉療法として温泉プール、拘泥湿布療法、ヨードカリの吸入療法、熱気浴(サウナ)などがあり、慢性閉塞性疾患に対する4週間の温泉療法でステロイドの減量、中止や肺機能の改善が得られたそうです。

温泉療法は温泉浴や飲泉などの温泉水そのものを利用する治療の他に運動療法や温熱療法などの理学療法、食事療法、温水プールでの水中運動を含めたもの、さらに気候や環境を利用した転地療養などを組み合わせた複合療法であるとのことです。

超高齢社会におけるヘルスツーリズムというシンポジウムがありました。ヘルスツーリズムとは科学的根拠に基づく健康増進(EBH)を理念に旅をきっかけに健康回復や健康増進を図ることです。最初に日本健康開発財団ヘルスツーリズム研究所の後藤先生がわが国のヘルスツーリズムにおける温泉利用の現状と課題の演題がありました。illnessをいかにwellnessに変えるか?欧州では温泉は医学として利用されていますが日本ではまだまだです。シャワー、サウナは医学効果はなく、温泉もエビデンスは不十分です。厚労省の温泉利用型健康増進施設、環境省の新・湯治プロジェクト、経済産業省のヘルスツーリズムがあります。ヘルスツーリズムプログラムは安心安全の配慮、温泉の関与、健康な食事の提供などに配慮してあることが条件となるそうです。綾部先生がヘルスツーリズムにおける安全かつ効果的な運動について発表されました。ヘルスツーリズムの中での運動のエビデンスは不足しているそうです。高齢者でも成人と変わらない週150-300分の中強度の身体活動を推奨されるようになりました。骨格筋筋量を高める有酸素能を高めることが注目されています。次いで地方行政が取り組みヘルスツーリズムの事例について玉野市の取り組みを報告されました。岡山県玉野市は人口も減少し検診率も低かったそうですのでヘルスツーリズムを利用してたまの湯温泉や地域資源を生かしたり、宿泊型新保健指導プログラムの開発も紹介されました。
 

 こんにちは 

 沖縄が梅雨入り発表されました。今年も50年に一度の大雨のニュースなどがあり、
 もうそろそろ山口も梅雨入り宣言されそうですが・・・心配です。


 さて4月に認定をいただきました リエゾンマネージャー。
 その方々が集うカンファレンス OLS研修会に参加してきました。

 大阪だけあって大規模な会場でした。

 


 講演内容も素晴らしく 医師、看護師、理学療法士、薬剤師、栄養士の方々が
 各自の目線から現状と関わりを発表されました。

 クリニックにも生かせ、患者さんへの関わりのヒントを頂く興味深いものでした。


          

 
 まだまだリエゾンマネージャーとは名ばかりで歩き始めたばかりですが, 
 クリニックに来てくださる患者さんへ役立つものとして今後も勉強していきたいと考えてます。
 
                                      
                                    看護師の土田でした。
 

恒例のワンコのトリミング後に写真撮影をしていただきました。今回は夏らしくサングラスをかけています。家に帰るといつも癒されています。

クリニックにリングカッターを導入しました。指輪がどうしても抜けない方に使用しますが滅多にありませんが備えあれば憂いなしです。