院長ブログ – ページ 89

3/4レノファの試合の日の午前中晴天でしたので我が家のワンコたちと庭で遊びました。4匹のプードルがあちこち動くのでなかなかいい写真がとれませんでしたがベストショットがこれです。癒しのひと時でした。
3/4レノファの二戦目も観に行きました。観客は5000名ちょっとで開幕戦より少なかったですがサポータ席は大いに盛り上がっていました。最初のセレモニーでおざさ皮膚科の院長先生が始球式に出られてボールを蹴られたのにはびっくりしました。愛媛FCとの試合でしたが前半1点先取して守り切りました!この調子で勝ち進んでほしいですね。

3/3第3回山口中央骨粗鬆症OLS研究会がホテルニュータナカで開催されました。一般講演でかわかみ小児科整形外科クリニックの奥先生がお話しされテリパラチドパスを作成した後の内服継続率が低いことにスタッフが取り組まれ継続率が86パーセントに上がったと素晴らしい成果を報告されました。次いで骨粗鬆症に対する病診連携とリエゾンサービスの作り方について聖隷佐倉市民病院整形外科の小谷俊明先生の講演を拝聴しました。国立佐倉病院から聖隷佐倉病院に変わってから先生が赴任され骨粗鬆症椎体骨折の多職種連携に取り組まれていかれた取り組まれた経験をお話しされました。椎体骨折の患者さんにBKPという椎体形成術を取り入れられたそうですが骨粗鬆症治療を継続できないと再骨折を繰り返すことが問題となります。BKP後の骨粗鬆症継続に地域連携パスによる開業医との連携をするために病院全体で多職種ミーティングを開始すると同時にかかりつけ医を訪問して研究会に参加してもらい5ヶ月でパスが完成したそうです。フォルテオ、テリボンを使用すると治療継続率が上がりましたが、患者数が増えすぎたので初診完全紹介制にして逆紹介を増やすことで効率がよくなったそうです。その後骨粗鬆症リエゾンサービスを多職種で取り組みを開始して理学療法士をリーダーとなり市民公開講座を開いたり、見学に行き、会議もマネージャー主体で進行することで活性化するそうです。最後に同病院のリエゾンサービス委員長の加藤木先生が講演されました。骨粗鬆症一次予防に佐倉市の協力を取り付けて聖隷佐倉病院、開業医との連携を始められたそうです。特に内科の先生に逆紹介することで協力を取り付けたそうです。検診センターなどの骨粗鬆症検診でスクリーニングされた患者さんは聖隷佐倉病院で精査した後、逆紹介したり、リエゾン看護師外来を開いて骨粗鬆症、骨折予防のことを説明して定期的に受診してもらうことで一次予防をされています。骨粗鬆症マネージャーの実態は千葉県77人、山口県21人だそうです。骨折の二次予防として大腿骨近位部骨折でデノスマブを開始した例を紹介され、腎臓内科の先生をチームに入ってもらったそうです。CKD教育入院患者さんの横断調査で日本骨粗鬆症学会の奨励賞を受賞されたり、骨粗鬆症マネージャー同士の勉強会を開催される取り組みを紹介されました。多職種連携のための協議会を設立されたり、千葉大学の先生を巻き込んで多施設共同研究にも取り組まれている取り組みを報告されました。





 

来週日曜に開催される西京マラソンに向けてクリニックの林部長が足底板を作製してくれました。裸足で歩いてテーピングとパッドを使用しながら評価を行い、一気に足底板を作製してくれました。明日からこれで走ります!下は以前作成してもらった足底板と今回の足底板の比較です

3/1. 山口グランドホテルで鎮痛薬と心腎連関を考える会があり参加しました。山口県立総合医療センター循環器内科の池田安宏先生がその患者さんにNSAIDSを使って大丈夫ですか?という興味深い講演でした。心疾患のある患者さんにNSAIDSを長期使用すると弁の逆流があり心不全が生じ、NSAIDSをやめると速やかに良くなった例を提示されました。心不全とは、様々な原因により心臓の能力が低下して起こる不健全な状態で高齢化に伴って増加の一途をたどっているそうです。県立総合医療センター循環器内科でも年々増加しており、年間250人に上るそうです。NSAIDS はcox1,cox2を阻害して痛みを押さえますが、尿量減少や体液貯留などで心不全が生じてきます。心不全の性別は女性に多く、再入院率は48パーセントあり、75歳以上は予後が悪いそうです。慢性心不全患者さんの14パーセントがNSAIDS を内服しており、内科系のDrの処方が半数あったそうです。人工弁術後の運動器の痛みを押さえるためにNSAIDS 使用で感染性心内膜炎の発見が遅れた症例を紹介され勉強になりました。
2/15 レノファ山口開幕戦を観戦しました。スタジオはレノファサポーターの席は満員で盛り上がっていました。前半で2得点が入り、後半も2得点と開幕戦を勝利で飾ってくれました。この調子で突っ走ってくれることを大いに期待します。当院でスポーツ専門外来をされている宇部興産中央病院の森脇先生もレノファのチームドクターとしてトレーナーと一緒に選手のケガの際には走って出ていかれていかれる姿も拝見できました。

 
2/25 ノルディックウォーク指導者講習会の更新が阿知須地域交流センターであり参加しました。講師の山本先生から最新のノルディックポールは折り畳み式が出ていて旅行にでも持っていける優れモノでした。リスク管理や危機管理についても学ぶことが多く、実技講習ではスティックから手を放すタイミングや全身運動になるようにできるだけ手の後方への振りを意識するコツなども教えて頂きました。私も最近は西京24時間マラソン参加の練習の為ノルディックウォークよりランニングをやっていますがそれが終わったらまたノルディックウォークを再開したいと思います。
 
3/31に向けて拡張工事は順調に進んでいます。クリニック玄関前のペンキ塗りをKスタジオの山田君と現在リハビリ男子の長谷川君がやってくれました。どうもどうもサンキューです。

 
2/24 運動器疼痛カンファレンスが山口グランドホテルであり、寝屋川ひかり病院の習田先生の疼痛治療のパラダイムシフト サインバルタ400例からの提言を拝聴しました。
座長の山口済生会総合病院整形外科岸本先生の恒例の演者紹介から始まりました。サインバルタの効く理由、投与のタイミング、などをお話しされました。サインバルタを処方数が200例に増加することで副作用が増加したそうで原因としてラポールの形成が不十分であったそうですが400例になると副作用も減ってきたそうです。慢性疼痛の初期の段階で投与する(感作が進行する前に)と副作用が少ないそうです。急性疼痛が軽減したがADLの障害が出てきた方に処方することもポイントだそうです。サインバルタの副作用は悪心、口渇、傾眠が多いのですが痛みの改善があることを聞くと改善例があるそうです。患者さんの訴えは痛みよりどんなことに困っているか?を聞く必要があり、中・長期目標を設定することも必要だそうです。RDQ24をかいてもらうことでどんなADL障害が可能となったか?を知ることができます。従来の抗うつ薬として捉えるのではなく、下降性疼痛抑制系を賦活化する作用が大きいのでADL・QOL改善薬として投与するそうです。
サインバルタ単独投与の慢性腰痛の成績ではRDQ24では平均4改善したそうです。腰痛の持続や睡眠障害が最もよく改善され、6ヶ月投与することで24項目中14項目改善したそうです。変形性膝関節症での慢性膝痛では半数以上がJCOMが30以上改善したそうです。
その後の講師を囲んでの話でも本音を聞かせて頂き参考になりました。