院長ブログ – ページ 24

9/17土曜日15:00から下関市生涯学習プラザで毎年恒例の立川志の八師匠の落語会がありパンフレットができていました。当院のCMにも出演していただいているご縁で毎年参加していますが、お時間ある方は是非本物の落語を体験していただけると幸いです。

下肢創傷処置・管理講習会をウェブで受けました。フットケア学会主催の講習会ですが専門分野のエキスパートの先生の講義を聴いてテストを受けました。足の創傷処置の最新知識や情報を勉強しましたので明日の診療に生かしていきたいと思います。

 

 

8/6 クリニック終了後にテレビ山口で当院のCM撮影がありました。最初のCM撮影では立川志の八師匠に出演していただきましたが今回は私も出演して2人で出ることになりました。少し緊張していた私に志の八師匠が優しくリラックスするよう気を遣って頂いたお陰で予定より少し早く終わりました。(と言っても3時間の予定が2.5時間になっただけですが…後半になると私も少し緊張もとれていい笑顔が出るようになったそうです。編集に時間がかかるそうですので完成が楽しみです。

 

8/4 アルフレッサさんの社内講演会があり講師として骨粗鬆症の病態診断治療について講演しました。きれいなオフィスで社員さん向けの当院でのテリパラチドの治療成績を含めて1時間ちょっとオーバーしましたが講演行いました。質問も多かったですが、しっかり伝えることができたと思います。

3年使用した眼鏡を変えました。行きつけの店で視力も調べてもらい遠近両用眼鏡をフレームも新調しました。見え方も変わりますが気分も変わりますね♪!

上がビフォーで下がアフターです。

8/1 恒例の一日詣に山口大神宮に行きました。朝7時からでしたが既に暑かったです!今月盆休みが8/11-14までありますが8/15は休日外科当番ですので頑張りたいと思います。

7/30骨粗鬆症プレミアムセミナー2022がウェブであり参加しました。

実臨床における骨粗鬆症治療~イベニティ皮下注と運動療法について~田中整形外科 院長田中 真弘 先生の講演がありました。

29例のロモソズマブ投与で一年後に腰椎骨密度が15%上昇したこと、骨粗鬆症の患者さんに対する運動療法、地域で取り組まれている骨粗鬆症ネットワークについて解説されました。次いでクリニック医の考える骨粗鬆症治療継続のマネジメントの演題で東小金井さくらクリニック 整形外科 副院長豊泉 泰洋 先生の講演がありました。ロモソズマブの心血管副作用について問診をしっかりして注射後の様子を確認して、今わかっている情報を提示すること、注射の痛みを心配する人には言葉がけと常温で気をそらす、治療中断の予防としてスタッフに協力してもらうことをわかりやすく説明されました。

最後に特別講演で骨粗鬆症性椎体骨折の予防と治療の現在地という演題で国際医療福祉大学三田病院整形外科 病院講師磯貝 宜広 先生の講演がありました。骨粗鬆症性脊椎骨折の治療は保存的治療が原則ですが予防的治療として骨粗鬆症薬物治療が必要で骨折リスクの高い患者さんには積極的に骨形成促進剤を使用するとのことでした。又骨代謝マーカーの骨形成マーカーであるP1NPと骨吸収マーカーであるTRCP-5bの値に応じて使用される薬剤の選択法を教えて頂きました。手術的治療では麻痺のない患者さんでは椎体形成術の適応が高く、麻痺のある患者さんには後方固定術の進化系についても紹介され、最新の脊椎骨折の治療について勉強しました。

次いで私が座長で福島県立医科大学整形外科主任教授の紺野慎一先生の神経障害性疼痛に対する新たなステージを拝聴しました。紺野教授は日本だけでなく世界でも腰痛の分野の第一人者です。

痛みの定義が非器質性疼痛、神経障害性疼痛、侵害受容性疼痛に分けられ、被気質的疼痛が痛覚変調性疼痛という言葉に統一されたこと、炎症性サイトカインが慢性疼痛の原因物質となること、神経障害性疼痛は慢性疼痛の20%を占めるが脊椎由来の神経障害性疼痛を同定するためにSpine Pain DECTというツールを開発された経緯もお話しされ、慢性疼痛患者は脳の海馬など萎縮するが、認知行動療法により萎縮が改善することも教えていただきました。また福島県立医大で以前から行われているチーム医療の橋がけであるリエゾンカンファレンスを行われていること、痛みセンターを全国に広げる取り組みについてなど、多岐にわたるお話を聴かせていただきました。

 

チームで診る痛み診療セミナーが7/28ウェブ配信であり座長として参加しました。最初に桑陽病院整形外科藤本英明副院長の座長で仙台ペインクリニック石巻分院院長の川井康嗣先生の難治性疼痛に対する薬物療法〜薬が効かない理由と効かせる工夫〜の講演を拝聴しました。日常臨床における慢性疼痛で痛覚変調性疼痛のカテゴリーに当てはまる方が多く、恐怖回避思考の方が多く、患者が医療者任せの方が多く、セルフマネジメントができない、服薬アドヒアランスが不良であるといった特徴があります。メテオロパシー(天気痛、気象病)も慢性痛の一つです。パーソナルリカバリーが不良であることをプレゼンティズムといい問題になっています。生活不活発病の場合は社会参加をすることが改善に繋がります。薬物療法における診察前の問診を受付、看護師さんがしっかりした後医師による患者さんの個々に合わせた薬剤選択処方を行い処方の解説や支援をスタッフが補充することで患者に処方の理解が得られる4ステップチームアプローチを教えて頂きました。セルフマネジメントの成功のコツとして自己効力感を高めることも教えて頂きました。