院長ブログ – ページ 120

ゴールデンウィーク前後の忙しさが一段落したこの頃ですが、Dr's Fitness K STUDIOの近況報告です。外観も塗装も進み、メインスタジオの奥と鏡側からみた写真と、マシンルームにマシンが搬入されたのでアップします。今月末オープンを目指していますが間に合うように準備中ですのでまた報告します。




 
青柳先生の「やってはいけないウォーキング」を読んでお勧めの身体活動計を早速装着しました。朝から草取りを約二時間しましたがまだまだ活動が足りませんでした。1日の目標の1日中強度20分の運動があと15分、8000歩の歩数にはあと5000歩足りませんのでもう少し活動しましたが、残念ながら昼から装着し忘れてしまい目標達成には程遠かったですね。本日から朝から一日中装着して自分がどれくらい動いているかをモニターしてまた報告します。
青柳幸利( 東京都健康長寿医療センター研究所  )先生の「やってはいけないウォーキング」を拝読しました。
青柳先生は群馬県中之条町の65歳以上の全住民5000人を15年以上身体活動と病気予防の関係を調査して病気にならない歩き方を提唱され、そのメッツ健康法は厚労省の運動処方ガイドラインにも取り入れられているマスコミでも注目の健康法です。体力とは筋力、柔軟性、持久力(スタミナ)  、平衡性 (バランス) 、全身協調性からなり、歩行機能は全身協調性を示します。
運動する目的は生涯の健康を保つためであり、ほどほどの運動が健康に良く、推奨されるのは1日24時間の歩数8000歩と中強度の運動20分だそうです。中強度の運動とは最大酸素摂取量の40~60パーセントでなんとか会話ができる程度の早歩きであり、汗ばむ程度は体質や季節に左右されるため参考にならないそうです。平均気温が1度上がると免疫力は60%アップし、体温は夕方から就寝前に低くなるため夕方17時からがお勧めで、起床後、就寝前1時間以内の運動は避けるほうがよいとのことです。1日8000歩/20分のウォーキングを2ヶ月続けると長寿遺伝子にスイッチが入そうです。うつ病予防には1日4000歩/5分以上のウォーキング、認知症、心疾患、脳卒中予防には1日5000歩/7.5分以上のウォーキング、がん、動脈硬化、骨粗鬆症予防には1日7000歩/15分以上のウォーキング、高血圧、糖尿病予防には1日8000歩/20分以上のウォーキング( 食後1時間で開始)をすすめられており、ご自身の研究データの解析結果を基にしたデータですので非常に信頼ができると思いますので参考にしてください。
5/3は8:30-17:30まで休日外科当番でした。受付スタッフはレセプトがあるので皆朝から出勤してくれました。風と雨が強かったのですが、午前中は比較的多かったですね。二次救急が山口赤十字病院でしたが2名紹介させて頂きお世話になりました。この後は私は19:00から山口市休日夜間診療所で22時まで夜間業務を行いますので終日仕事の一日でした。
明日あさってはお休みで5/6、5/7は通常通りの業務です。

 
自宅に4匹愛犬がいますが、そのうち二匹がトリミングをして機嫌がいいので記念撮影しました。左は前回紹介した末っ子のレオで右は次男のディオです。トリミング直後が一番フワフワして気持ちがいいですね。4匹にはいつも癒されています。


 
本日フットケア指導士の認定証が届きました。本年3/6に東京で試験を受け合格しました。当院では理学療法士の林に次いでの二人目のフットケア指導士の誕生です。私がフットケアに興味を持ったのは開業して足の痛みや爪のトラブルを抱える患者さんが多いことから、自分でも知識を広めるのと、当院でできることを広げたかったからです。久しぶりに試験勉強をしましたが、50問中47問とれたので、自分なりに勉強した甲斐がありました。当院では巻き爪には主にマチワイヤー、BSスパンゲを使用しています。また足の痛み、外反母趾などには足底板(林が担当します)による治療をおこなっています。スタッフにはいつも言っているのですが、資格というのは取得したところからがスタートであり、研鑽を積んで患者さんにどう還元していくか?が、という今後が重要ですので、スタッフと協力してフットケア外来をたちあげるべく努力したいと思います。
先週土曜日に東京で行われたマッケンジークリデンシャル資格試験に理学療法士の中田と河野が晴れて合格しました!(合格率は50%だったそうです)二人とも同時に合格して本当によかったです。これからも患者さんにより良いリハビリを提供してくれることを期待しています。
4/22クリニック終了後に関節痛フォーラム 山口に参加しました。特別講演は広島大学整形外科  安達伸生教授の「膝離断性骨軟骨炎の診断と治療」でした。膝離断性骨軟骨炎は若年者に生じる疾患でスポーツ障害においては長期休養を要する深刻な疾患です
大腿骨外側顆への繰り返すメカニカルなストレスが原因で外側顆部は外側円板状半月板に合併する場合が多く、完全型と不完全型で発生部位に差があること、外側顆の形態によって発生率が異なること、内側顆部に発生する場合は顆部の幅が狭いことが特徴とのことでした。診断はMRIで骨軟骨片下のSTIR像での高信号像が不安定性の有力な所見となります。治療について安定していれば関節鏡視下ドリリング(関節面からより関節外からが最近では主流)、骨軟骨片固定術(骨釘やPLLAピン)で対応可能です。基礎実験でも臨床研究でも軟骨の正常化が得られたそうです。不安定な場合は関節鏡視下軟骨移植を行うそうです。自家骨(骨軟骨柱)の場合と培養軟骨移植の場合がありますが広島大学は培養軟骨移植で自家軟骨培養のジャックという製品を開発され2013 年に保険適応があるとのことでした。適応は400平方ミリメートル以下では骨軟骨柱移植で対応し  400ミリメートル以上が培養軟骨移植の適応になるそうです。
MRIで不安定型の場合は関節鏡視下にはきれいに見えても積極的にオープンして骨軟骨片固定術を行うそうです。
先日開院直後にしばらく来られていた患者さんが久しぶりに来院されました。周南地区から来られて下肢の神経症状が再燃したとのことで、神経根ブロックを希望されましたので、ちょうど予約枠が空いていたので当日行うことが出来ました。マッケンジー法によるセルフエクササイズも合わせて指導行いました。当院では下肢痛の強い患者さんには神経学所見とMRI撮像を照らし合わせてどの神経根が原因かを見極めて神経根ブロック療法を行っています。写真は神経根ブロックのイメージ写真です。点滴確保後、患者さんをうつぶせにしてX線透視下にて局所麻酔下に腰椎の神経根ブロックを行います。ブロック後薬30分安静が必要です。当院では年間100例以上行っています。(ブロックで必ずしも症状が消失しない場合、再発する場合もあることはありますが、神経根レベルを同定して治療効果を確認する有力な治療法と考えます)


 
リハビリスタッフが問診票から来院動機を調査してまとめてくれました。タウンページ、PCよりスマホの方が多いのは最近の傾向なのでしょうが当院のHPはスマホ専用サイトもあるのでそれも影響しているのでしょうか?また、口コミが多いのは非常にありがたいのと、さらに再来新患として来ていただけるよう、一層努力していきたいと思います。