院長ブログ – ページ 51

1/28 19時から山口グランドホテルからウェブ講演を行いました。アマジェン、アステラス製薬の社員さん向けの講演でした。骨粗鬆症性脊椎骨折の診断と治療、骨粗鬆症注射治療について当院のデータを示しながらお話させていただきました。Web exというソフトを使用しての講演でしたが質問も多数ありました。

1/28クリニック終了後に小郡第一病院藤井院長が訪問されました。4月から新山口駅在来線口に開設されるメディカルフィットラボ内の小郡第一整形駅前クリニックの内容について説明して頂きました。山口市の要請を受けての事業とのことでクリニックには小郡第一病院整形外科の先生方が日替わりで診療されるそうです。丁寧に説明して頂き恐縮しましたが嬉しい訪問でした。

12月からKスタジオで取り組んでいるダイエットトレーニングですが途中経過を報告します。1.5ヵ月で体重6kg、ウェスト9cm減で順調すぎる成果に自分でもびっくりです。これも袖岡施設長との二人三脚のサポートのおかげと感謝しておりもう少し頑張ります!

1/23クリニック終了後に理学療法士スタッフとマッケンジーオンライン勉強会に参加しました。国際マッケンジー協会日本支部の佐野先生を講師として実際の患者さんのデモンストレーションも行われました。あらかじめ問診を記載されたシートに追加事項やタイプ分類の予測など参加施設から発表もあり当院を代表して河野君が発表してくれました。その後実際に佐野先生による患者さんの問診、機能評価を行われました。音声トラブルもありましたが無事終了しました。今後のリハビリに生かしていきます。

1/22 20時からオンラインのエコーナイトセミナー〜謎多き腰殿部痛の痛み〜パート2がありました。

帝京大学の笹原先生の腰痛の講義がありました。腰痛の鑑別診断にはまずX線写真は必要で、考慮すべき末梢神経は後枝内側枝、外側枝ブロック、椎間関節ブロックなどをエコーで行うやり方を解説されました。次いで和歌山県立医大の岩崎先生の講義があり脊椎外科医が考える脊柱管外疼痛についてでした。臥位や坐位で増強する椎間孔部狭窄などについて解説されました。横浜市立大学の宮武先生がエコーで行う神経根ブロックのやり方を教えて頂きました。まだまだこの分野は開発途上なのですが積極的にエコーを活用されている先生方の講義は勉強になりました。

1/22クリニック終了後に消防訓練を行いました。処置室から火災が発生したという設定で火災報知器を鳴らして患者さん役を誘導している間に119番に連絡するという流れで比較的スムーズに進行できました。反省点を話してから消化訓練も行いました。実際に火災が発生した場合を想定して毎年行います。

 

1/20に山口県立総合医療センターの椎木先生がクリニックを訪問されました。人工関節センターを県内で最初に立ち上げられ年間手術数は日本でもトップ10にはいるとのとこで先生と田中副院長の頑張りによるところが大きいと思います。10年前一緒に働いていた時代が懐かしく思い出されます。

1/16の山口県臨床整形外科医会の研修会の続きです。 次いで松野リウマチ整形外科の松野先生の「整形外科外来における関節リウマチの診断と治療」を拝聴しました。関節リウマチの治療の歴史から始まり坑リウマチ薬、MTX、バイオ製剤、最近注目されているJAK阻害剤に至りリウマチ治療は臨床的寛解から構造的、機能的寛解(骨破壊改善)を目指せるとのことでした。リウマチの診断基準はACR/EULARの基準が標準で早期診断、早期治療を行うとのことでした。血液検査で早期診断にはリウマトイド因子より抗CCP抗体が有用とのことでした。リウマトイド因子は高齢者は10-25%陽性、抗CCP抗体は結核の30%に陽性であることに注意が必要とのことでした。又MMP-3は発症一年以内から上昇し関節破壊を反映するので感染との鑑別にも有用ですがステロイド使用すると上昇するとのことでした。関節リウマチの鑑別診断としてウィルス感染に伴う関節炎(パルポウィルス)、乾癬性関節炎、リウマチ性多発筋痛症などが頻度が高いとのことでした。抗核抗体は染色パターンで疾患特異抗体の種類を限定できるそうです。注意すべきは全身性エリテマトーデス・MCTDのジャクー変形(関節破壊がない脱臼)、全身性硬化症(強皮症)の末節骨の骨吸収(acroosteolysis),混合性結合織病(MCTD)の抗UI-RNP抗体陽性,RS3PE症候群、サルコイドーシス、リウマチ性多発筋痛症の特徴も解説して頂きました。又関節エコーでのパワードップラーの変化も早期診断に有用とのことでした。
1/16山口グランドホテルで山口県臨床整形外科研究会がありオンラインでの講演を拝聴しました。16号整形外科の山田朱織先生の「難治性肩こり、頚部痛に対する枕治療についてー世界で認知されていない新たな治療法ー」を拝聴しました。山田先生は日本で唯一の枕外来をされている先生で、山田朱織枕はDrs.Fitness K STUDIOでも枕計測を行なっています。先生がお父様の時代から引き継いで来られ枕研究の第一人者という位置を築いてこられました。枕治療の歴史については1949年Jacksonの研究から始まりましたが十分なエビデンスがないという現状です。山田先生は枕の至適高や夜間の睡眠姿勢も研究されてきました。枕の三大条件は枕の至適高さ、頚椎の至適角度、寝返りのスムーズさとのことです。側臥位では頸椎と胸椎のアライメントが一直線であることが理想的ですが仰臥位では頚椎はストレートになることが理想的とのことでした。仰臥位MRIでの検討も頚椎の指摘角度は18度が理想的とのデータを示されました。肩こり、身体化症状の患者さんに枕治療が痛み、頭痛、不眠なども改善したことを報告されました。又睡眠時無呼吸症候群の対する枕治療の効果も報告されました。最後にリアルタイムでの玄関マット枕の調整の指導を中継で実施された実技も勉強になりました。

クリニック処置室が定期的な換気の為に寒いことで患者さんにはご迷惑をおかけしていましたがこの度エアコンを設置しました。今話題の外気を取り入れるタイプのエアコンですのでコロナ対策にもひと役かってくれると思います。