院長ブログ – ページ 50

2/17思わぬ雪の中でしたがクリニック終了後に山口グランドホテルで山口炎症性疾患フォーラムがあり参加しました。座長の先生と演者の先生以外は私だけでしたがウェブでのハイブリッド講演でした。山口大学第一内科の日高先生の臨床医に必要なウィルス性肝炎の基礎知識について拝聴しました。山口大学では免疫抑制剤や抗がん剤治療前にB型肝炎再活性化の早期発見、早期検査のためHBs抗原、HBs抗体、HBc抗体を必ず検査することにしているそうです。HCV陽性例も肝臓専門医に紹介してほしいとのことでした。次いで私の尊敬する山口県立総合医療センター整形外科の田中先生の関節リウマチの最新治療ーJAK阻害剤を中心にーを拝聴しました。関節リウマチの最近の治療成績ではリウマトレックスや生物学的製剤の導入で7-8割は寛解可能となったそうですが残りは疾患活動性が下がらず、ステロイドが減量できない場合は難治性リウマチと言われているそうです。サイトカインが関係しており、JAK(ヤヌスキナーゼ:二つの顔を持つ神)阻害剤は細胞内に作用して複数の炎症性サイトカインをブロックします。(生物学的製剤は細胞外に作用するそうです)現在5種類ありそれぞれ阻害する所が異なり肝排泄と腎排泄タイプがあるのでトファシチニブ、バリシチニブは腎排泄で腎機能に応じて容量調整が必要です。JAK阻害剤単独で作用して疼痛、疲労感の抑制効果が高いことが特徴だそうです。最近の論文で9.5年の長期成績で効果が持続する結果が出ているそうです。感染症、悪性腫瘍の発生は生物学的製剤と差がないですが、帯状疱疹は発生率が高いそうですので年齢とステロイドは危険因子でアジアでは発現率が高く日本と韓国が特に多いそうです。先生の施設で80例の成績では2/3が単独で使用され1ヶ月で検査値やSDAIなど改善し3ヶ月で安定した結果とのことでした。最新のJAK阻害剤の勉強になりました。

2/14朝から維新公園で全日本実業団ハーフマラソン大会が開催されましたが私は救護班担当でした。医師2名、看護師2名呼ばれていたのは1組は救護車に乗って選手の後を追いかけていく必要があるためでしたので私が救護車に同乗しました。白バイ隊員の方々もスタンバイされていました。男子の後、女子のスタート後最後尾についていくのでレースの様子は全く見えませんでしたが折り返しできた選手の姿はよく見えました。怪我の選手が2名いていずれも幸い軽症でした。

 

 

次いでガンバ大阪診療所の榎本先生のJリーグチームへのフルタイム帯同とcovid-19への対応という講演を拝聴しました。ガンバ大阪診療所に常駐されるスポーツドクターの役割やスケジュールと監督、選手との距離感の意識もお話しされました。実際のシーズン中のコロナ対応として体温、マスクのみでなく、行動記録を毎日アプリで報告するシステム、2週間に1回のPCR検査、飲水タイムの導入、交代枠の増加、食事の際のルールも徹底されているとのことでした。

最後に筑波学園病院の坂根先生のサンウルブズ、スーパーラグビーで学んだことを拝聴しました。サンウルブズで2016-2020年もの間チームドクターをされた著名な先生です。チームとの距離感、勤務医との狭間のジレンマ、チーム帯同による選手スタッフとのコミュニケーションの増加によるメリット、脳震盪の診断治療、後遺症の発生の予防、重症外傷によるチーム離脱、頚髄損傷、脳震盪後の障害のフォローなど様々なことを教えて頂きました。

2/13 17:30からオンラインでラグビードクターカンファレンスがあり拝聴しました。最初にラグビー競技における外傷・障害の特徴と治療を順天堂大学の高澤先生の基調講演があり、次にラグビーと感染症という3人の先生の貴重な講義がありました。慈恵医大の堀野先生が新型コロナウィルス感染症の現状について自件例を含めて、コロナワクチンの効果、変異株についても教えて頂きました。スポーツドクターとしては選手、関係者と接触する時も感染のリスクを常に考慮する必要があるとのことでした。次いで早稲田大学スポーツ化学技術院の赤間先生のオリンピック・パラリンピックと感染症の講演がありました。免疫機能は強い運動後や高強度の運動を持続すると急激に抑制される(open window)そうです。最近のオリンピックでも2010年バンクーバー新型インフルエンザ、2016年のリオではジカウィルス、平昌オリンピックではノロウィルスなど問題になったそうです。バンクーバーでは新型インフルエンザワクチンの選手への接種は間に合ったそうですが今回のコロナウィルスの場合はワクチンが間に合わない可能性があるところが違うそうです。オリンピックのコロナウィルス感染症対策として選手には定期的PCR検査を4日おきにされるとのことでした。

2/7 フットケア学会主催のウェブでの子供の足靴改革シンポジウムがあり、塩ノ谷香先生の「学校指定靴による足のトラブル」を拝聴しました。塩ノ谷先生は名古屋大学整形外科出身で手の外科ご出身とのことで1996年から足の外科をされて靴外来をされていたそうです。足と靴の不適合による足トラブルが多いそうです。子供靴に必要な10の機能、靴の曲がる位置、踵の形、靴の固定についてのチェックポイント、インソールは靴があっていないと意味がなくインソールより靴を変えたほうが良い場合も多い、又靴の履き方が悪く、子供の頃から指導・教育が必要とのことでした。

次いでマスターシューアドバイザーの伊藤さんの講演があり、子供靴には保護、補助、支持・サポートという役割があり、軽量性、フィット性、安定性、支持性、固定性、屈曲性、衝撃吸収性、グリップ性、耐久性、通気性の10の機能で検討するとのことでした。子供の足靴の重要性について再認識させられました。

2/7 フットケア学会主催のウェブでの子供の足靴改革シンポジウムがあり、塩ノ谷香先生の「学校指定靴による足のトラブル」を拝聴しました。塩ノ谷先生は名古屋大学整形外科出身で手の外科ご出身とのことで1996年から足の外科をされて靴外来をされていたそうです。足と靴の不適合による足トラブルが多いそうです。子供靴に必要な10の機能、靴の曲がる位置、踵の形、靴の固定についてのチェックポイント、インソールは靴があっていないと意味がなくインソールより靴を変えたほうが良い場合も多い、又靴の履き方が悪く、子供の頃から指導・教育が必要とのことでした。

次いでマスターシューアドバイザーの伊藤さんの講演があり、子供靴には保護、補助、支持・サポートという役割があり、軽量性、フィット性、安定性、支持性、固定性、屈曲性、衝撃吸収性、グリップ性、耐久性、通気性の10の機能で検討するとのことでした。

2/7先週に続いて衝撃波ウェブセミナーを拝聴しました。今回のテーマは足底腱膜症でした。足底腱膜症とは踵に付着する足底腱膜に圧痛があり朝の一歩目が特に痛いと言った特徴があります。熊井先生から足底腱膜炎以外の鑑別疾患として足底腱膜腫症、踵骨脂肪体炎といった疾患や圧痛部位により特徴的な疾患も教えて頂きました。後半のお二人の講師が臨床結果を報告されました。当院でも拡散型衝撃波を使用しながら理学療法士が足底腱膜のストレッチを必ず併用して行っていますので勉強になりました。

2/2節分の日に頂きものの防府天満宮の福豆を食べました。案外美味しいということを再認識しました。

2/4 ウェブセミナーで和歌山県立医大整形外科の岩崎先生の「頚椎神経根に対する超音波ガイド下インターベンションの全て」を拝聴しました。頚椎神経根症の臨床症状、画像診断から超音波での頚椎神経根の同定のコツとブロックのコツをわかりやすく講義して頂きました。頚椎神経根ブロックという脊椎外科医でもあまりやりたがらない手技に強力な味方であると思って拝聴しました。

 

 

当院のテレビCMが密かに?流れているのをご存知でしょうか?テレビ山口のmixという夕方の番組の中で火曜日に流れています。(私も初めて見ました!)落語家の立川志の八師匠が出演されて最初は何のCMかと思いますが最後にとよた整形外科クリニックと流れます。一度聞いたらクセになる中々いいCMと思いますので是非見て頂けると幸いです。