院長ブログ – ページ 114

7/9夕方はDrs.Fitness K STUDIOで二週連続で尾下先生のエクササイズを受けました。ベリーダンスは腰周囲のコアマッスルのエクササイズ、エアロビクスは手足をしっかり大きく伸ばすよう意識して行うエクササイズでしっかり上下肢を動かすよう指導をされますのでお勧めです。
7/719:30からホテルニュータナカで塩野義製薬、イーライリリー社員向けの講演を行いました。Macで講演するのですがスライドプロジェクターに繋ぐアダプターを忘れるというミスをしてしまいましたが、USBファイルでコピーして他のパソコンでプレゼンすることができました。慢性腰痛の診断と治療という演題で腰痛ガイドライン、最近の知見、慢性腰痛の治療、マッケンジー法とDrs.Fitness K STUDIOの紹介を行いました。1時間しっかり講演させていただきました。
週明けの月曜からのクリニックのパソコン関係のトラブルが続きました。月曜日の夕方画像サーバーのDVDドライブが開かなくなりMRIなど外の病院で撮像してきた患者さんや当院から紹介する患者さんの画像データーをDVDに焼けなくなりました。診察終了後に受付リーダーの原田さんが対応してくれましたが外付けDVDを接続したらコンピューターが立ち上がらなくなり、結局火曜日の朝開院前にセッティングして事なきをえました。ところが午前中の診療中に第一診察室のクラーク用のパソコンモニターの映りが悪くなり昼休み後に顧問が新しいモニターを買ってきてくれましたがクラーク用のモニタ表示の調整が必要で、縫合の患者さんもいたため午後からの診療が大幅に遅れて患者さんにご迷惑をおかけしました。しかし、何とかなるさ、的な気持ちで構えておくことで何とか乗り切ることが出来ましたが、パソコン関係のトラブル続きの二日間でした。明日は何事も起こらないことを祈っています
写真は木曜日に講演予定のスライドですがやっと完成してこちらも一安心です。
7/3日曜日の午後は山口県総合保健会館で山口県難病指定医及び小児慢性特定疾病病指定医研修会に参加しました。平成27年1月から難病法が施行され特定疾患56症例から306疾病に増加してこれまで78万人だった対象患者は平成27年1月に約120万人に増加する見込みです。指定難病とは発病の機構が明らかでないこと、治療方法が確立していないこと、長期の療養を必要とすること、患者が本邦において一定の人数に達しないこと、診断に関し客観的な指標による一定の基準が定まっていることの5要件を満たしている疾患です。患者さんの自己負担は2割になります。難病診断はかかりつけ医が行ってきましたが、新制度では指定医に限定するそうで、実際は実務経験5年以上で専門医(私であれば整形外科専門医)資格があれば取得できるそうで有効期限が5年で更新が必要です。又指定医療機関の認定を受けている必要があります。
山口大学泌尿器科松山教授による泌尿器科領域の主な難病疾患の診断と治療、山口大学神経内科神田教授による神経変性疾患の診断について、山口大学消化器科永野教授による胆汁うっ滞性疾患についての三講演が行なわれましたが私は専門医Sという資格があるので受講しなくてよかったそうですので途中で帰りました。


 
K STUDIOで第一回血圧教室が開催されました。担当は健康運動指導士の高橋さんです。最初にしっかり問診を行って情報収集してから血圧計を巻いて時々モニターしながらストレッチ、有酸素運動を行って90分みっちり行います。運動習慣と有酸素運動を行って安全に配慮した教室です。(投薬を受けている方は主治医の許可が必要な場合があります。)
7/3日曜日朝はまたDrs.FitnessK STUDIOで9:30から萬治さんのエアロポップに参加しました。萬治さんは当院でリハビリ助手として仕事もしていただいていましたが健康運動実践指導者の資格も取得してK STUDIOでインストラクターとして頑張っています。会員さんは以前から萬治さんのエアロビクスに出ていた常連さんが多く女性パワーに圧倒されましたが萬治さんもそれに負けないパワーで頑張っていましたので45分があっという間に過ぎました。最後に一緒に写真を撮ることをお願いしたら皆さん快く協力して頂きました。ありがとうございました。
7/2 19時からDrs Fitness K STUDIOで待望の尾下先生のベリーダンスとエアロビクスに参加しました。ベリーダンスは初体験でしたが体幹をしっかり使うことで深部筋筋力強化や腰痛改善にも効果が期待できると思いました。尾下先生のエアロビクスは10年以上ぶりの参加でしたが以前私が初めて尾下先生のエアロを体験した時に、しっかり手足を動かすことを教えて頂いたことでエアロビクスの印象が変わり参加するようになった記憶が蘇って凄く楽しかったです。先生もスローエアロビクスを提唱されており、今後当スタジオに来る方に初心者や高齢者でも安全に楽しくエアロビクスを体験していただくプログラムを提供していく予定です。
当院の骨粗鬆症検査装置を紹介します。DEXA(デキサ)と言って骨密度測定装置ですが腰の背骨と股の付け根(脊椎と大腿骨頸部)の二箇所を計測します。測定時間は約5-10分です。まず身長体重を計り、機器の上に仰向けに寝て左足を固定(股関節を一定の位置で測るため)します。結果の一例ですが腰椎は同年齢の平均よりかなり低く、若い時の80パーセントギリギリという結果となります。若い時のピークの80パーセント未満は骨量低下、70パーセント未満は骨粗鬆症と定義されていますが、骨量低下でも治療に介入することが必要になるケースが増えています。
6/29山口中央リウマチ研究会で京都大学伊藤宣先生の 関節リウマチ足の治療ー薬物治療と手術治療ーのご講演を拝聴しました。静岡の磐田市ご出身でジュビロ磐田の紹介から始まり引き込まれました。京都大学リウマチセンターのご紹介と生物学的製剤の特徴も興味深かったです。リウマチの炎症が寛解しても足の関節の炎症が残存していることもあり、足の変形、痛みなどは日常生活動作に影響を与え、特に前足部では外反母趾変形は日常生活動作に影響を与え、後足部では距骨下関節が高頻度に破壊され、その後足関節変形が進行し下肢機能に影響するそうです。また足関節の破壊と骨密度の相関もあるとのことでした。足底板や靴、足趾の運動療法の重要性もお話されました。関節内ステロイド注射も最近見直されてことそうです。足の治療で前足部は切除関節形成術、関節固定術(母趾のみ)、関節温存手術(変形再発低いが長期成績安定)の長所と短所、合併症で創治癒遅延があります。後足部は関節固定術で髄内定と創外固定術がありそれぞれ長所と短所があり、人工関節形成術は可動域が保たれる長所がありますが長期成績は虚血性緩みなどの欠点もあり、よりよい人工関節の開発を期待されるとのことでした。特に関節リウマチの人工関節手術は通常の人工関節手術より難しく経験が豊富な施設が成績がよいそうです。
関節リウマチと下肢手術というディスカッションがあり山口赤十字病院整形外科の加茂先生と山口県立総合医療センター整形外科の椎木先生が症例提示を行いました。加茂先生は関節エコーを用いて関節滑膜炎の状態を把握されており、生物学的製剤と免疫抑制剤でコントロールが不良となったため関節鏡視下滑膜切除術をされた後に症状改善した後に骨破壊が進行発表され人工股関節を行った症例を報告されましたが専門の先生方からは様々な意見が出され治療の難しさを実感しました。