山口県診療放射線技師会 令和2年度 春季講習会

 こんにちは看護師、診療放射線技師です。3月7日(日)に山口県診療放射線技師会 令和2年度 春季講習会をZoomライブ配信で受講しました。講習会の構成は講演2題で、講演1は「プレゼンの伝え方・魅せ方」大草快貴先生(OVERWALL クリエイティブディレクターピスク株式会社 代表取締役)、講演2は「CTにおける患者被ばく線量の最適化および従事者の水晶体被ばく管理について」松原孝祐先生(金沢大学 医薬保健研究域 保健学系 量子医療技術学講座教授)でした。「プレゼンの伝え方・魅せ方」の講演を聴講するのは久しぶりでしたが、聞き手に興味を持ってもらうためのプレゼン方法やスライド作成方法など、とても参考になりました。「CTにおける患者被ばく線量の最適化および従事者の水晶体被ばく管理について」では、前半の講演の中で、・医療被ばくにおいては、正当化と最適化の原則を順守する必要があり、最適化に関してはDRL(医療被ばくの診断参考レベル)が重要な役割をはたしている事、・診療用放射線に関する安全管理を盛り込んだ医療法施行規則の一部改正が昨年4月より施行されており、新しいDRLを活用した最適化の推進が期待される事が述べられました。

 当院はCT装置を所有していませんが、撮影装置を使用していますので、昨年、診療用放射線の安全利用のための指針を院長先生と相談して作成しました。また新しいDRL2020を活用し、X線撮影条件の最適化を実施しています。