ジクトルテープ講演会

7/12ジクトルテープ講演会をウェブで拝聴しました。

慶應大学整形外科の岩本先生がメノポハンドについて講演されました。更年期女性に多い手指関節痛で滑膜炎による関節の炎症、腱の炎症を主体とする疾患でデュケルバン腱鞘炎、ばね指、へバーデン結節、手根管症候群などの総称した疾患です。ばね指でジクトルテープの様な消炎鎮痛剤使用、ケナコルト腱鞘内注射後に再発繰り返す場合手術になりますが術後屈曲制限が残存する場合には浅指屈筋腱を半切する方法もあるとのことでした。手根管症候群の原因としてアミロイドの沈着もありトランスサイレチン型アミロイド陽性例には心疾患の発症リスクが高いとのことでした。最後に関節リウマチの手指症状との鑑別、治療を教えて頂きました。次いで菅谷先生の中高年の肩関節疾患の診かたを拝聴しました。肩関節疾患は構造と機能を重視して中高年では腱板断裂、拘縮肩が代表的ですが胸椎後弯など胸郭の変形、肩甲骨のまき肩などの関与も大きいです。炎症性疼痛に対しては消炎鎮痛剤やステロイド注射は有効でその後理学療法を行うとのことでした。最後に腰痛に関して二階堂先生が講演されました。急性腰痛と慢性腰痛の鑑別、痛みのメカニズムにより侵害受容性疼痛、神経障害性疼痛、痛覚変調性疼痛の鑑別すること、急性腰痛が慢性化しない治療を心がけることを強調されました。

この記事を書いた人

とよた整形外科クリニック 理事長

豊田 耕一郎

山口大学医学部、山口大学大学院卒業後山口大学医学部附属病院、国立浜田医療センター、小野田市立病院、山口大学医学部助教、講師を経て山口県立総合医療センターで脊椎手術、リハビリ部長を兼任後、2012年4月からとよた整形外科クリニックを開院。
専門性を生かした腰痛、肩こりの診断、ブロック治療、理学療法士による運動療法、手術適応の判断を迅速に行うことをモットーとし、骨粗鬆症、エコーによる診断、運動器全般の治療に取り組んでいます。