免疫チェックポイント阻害薬の免疫関連有害事象

免疫チェックポイント阻害薬はオプジーボに代表される癌治療薬です。先日この薬剤による免疫関連有害事象について学びました。

代表的なものとして、呼吸器症状、消化器症状、皮膚症状、甲状腺機能異常、副腎皮質機能異常、糖尿病、肝機能異常、神経症状などが挙げられますが整形外科受診する患者さんで注意すべきは神経症条に加えて、関節炎症状です。この薬剤の使用する際に自己免疫疾患がある場合には注意が必要とありますが、投与後に関節炎発症するケースがあるので、治療も症状に応じて消炎鎮痛剤、ステロイド、免疫抑制剤を使用するとのことで専門的知識が求められます。

癌治療される医師との連携が必要とのことです。

 

この記事を書いた人

とよた整形外科クリニック 理事長

豊田 耕一郎

山口大学医学部、山口大学大学院卒業後山口大学医学部附属病院、国立浜田医療センター、小野田市立病院、山口大学医学部助教、講師を経て山口県立総合医療センターで脊椎手術、リハビリ部長を兼任後、2012年4月からとよた整形外科クリニックを開院。
専門性を生かした腰痛、肩こりの診断、ブロック治療、理学療法士による運動療法、手術適応の判断を迅速に行うことをモットーとし、骨粗鬆症、エコーによる診断、運動器全般の治療に取り組んでいます。