弁慶の泣きどころーアセトアミノフェンで上から痛みをおさえるー」を拝聴しました

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次いで「痛みの考え方」の著者でもある丸山教授の講演を拝聴しました。神経は6種の神経線維(Aα、Aβ、Aγ、Aδ線維、B線維、C線維)の集まりです。痛みを伝える神経はAδ線維(秒速30m)とC線維(秒速1m)であり脊髄後角を介して大脳辺縁系に伝わると嫌な感じや不快感を感じます。痛みをおさえるのが下行性抑制系で、うつ状態の時は下行性抑制系が働かないことがあります。現在の治療薬物は活動電位の発生の抑制する消炎鎮痛剤、脊髄後角をブロックする抗うつ薬やオピオイド、下行性抑制を強めるオピオイド、抗うつ薬、ノイロトロピン、アセトアミノフェンがあります。
痛み刺激によってNaチャンネルが開いてNaが流入して隣接するNaチャンネルが開くことを脱分極といい、Kチャンネルが開いてKが流出すると膜電位が回復することを再分極といいます。アセトアミノフェンは下行性抑制系を賦活化し内因性カンナビドが増加して痛みをおさええるので通常の消炎鎮痛剤とは作用が異なります。まとめとして痛みは電気的変化であり治療として神経の活動電位の発生を抑えることであり、アセトアミノフェンは脊髄後角でセロトニンの放出を高めます。痛みを止めるには複数の作用点を抑えることであるということでした。