10/9山口消防署で甲種防火管理者新規講習会がありスタッフ3名と一緒に1日聴講しました。防火管理の意義及び制度、防火管理の意義及び制度、火気管理、施設及び設備の維持管理、防火管理に係る訓練及び教育、通報訓練、避難訓練、消化訓練、防火管理における消防計画を受講して修了書を受理されました。
防火管理の意義は「自分のところ(施設)は自分で守る」という自主防火管理を実践することです。病院は特定防火対象物で収容管理、患者状態把握、避難区分、避難経路の案内などを管理します。消防法令に違反すると市のホームページに掲載され行政上処罰の対象になります。防火管理者は防火管理上のリーダーで甲種(300平米以上)と乙種があります。防火管理者は消防計画の作成、消防用設備の点検・整備、火気の使用、取り扱いに関する監督、避難又は防火上必要な構造及び設備の維持管理、収容人数の管理などの業務を行います。病院・診療所は毎年定期点検報告の義務があります。火災は消火の必要性のある燃焼現象で人災であり、火災の基礎知識、煙の危険性、火災時の心理と行動についても教えて頂きました。火気使用設備器具に関する規制、日常の安全管理、火気使用取り扱いの監督、喫煙管理、工事中の防火管理、放火防止対策、危険物の安全管理を学び、放火による出火件数は年間4100件あり20年出火原因の一位でその対策なども説明されました。消火用設備として消化器、消火栓(1人操作用と2人用、起動ボタンを必ず押す)、スプリンクラーなどの消化設備、火災報知器(自動、非常)などの警報設備、滑り台、垂直式救助袋などの避難設備があり動画で説明がありました。消防用設備の点検は機器点検半年おき、総合点検は一年おき、日常点検チェックリストを学び、自分の施設の消防用設備について把握していざという時に使えるようにする必要性を強調されました。建物の増改築するときは消防用設備の基準が変わる可能性があるので必ず消防署に相談に行くようにとのことでした。
通報訓練で119番に電話する時に必要なこととして火事か救急か、住所、何階か?逃げ遅れた人いるか?通報者の名前、電話番号などオペレーターの質問に冷静に答える必要があります。避難誘導は誘導員を決めて火元に近い人から優先して逃す、声かけをしてファイアパニックにならないようにする、視覚、聴覚障害者、外国人の誘導などを教えて頂きました。
防火管理に係る消防計画の作成についてもレクチャーを受けました。通報訓練、避難訓練、消化訓練のシミュレーションも行いましたので今年中にクリニックの自衛消防訓練を予定したいと思います。