骨粗鬆症コラム – ページ 2

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こんにちは! 山口県でも新型コロナでザワザワしていますが、

皆様いかがお過ごしでしょうか?

こんな時は巣ごもりでお家でできる骨そしょう症予防の

簡単なエクササイズをしてみましょう。

それは『かかと落とし』!!

格闘技のの技ではなく、かかとを上げて下にストンと落とすだけの『かかと落とし』です。

1日30回以上されると効果的だそうです。

立ってテレビを見ながらソファーや椅子の背もたれをもって…床にトン♪またトン♪

お料理を作る合間に好きな音楽をかけながら…リズムをとって床にトン♪またトン♪

無理なく毎日続けることが効果的です。

『かかと落とし』は全身の骨に振動が伝わることでオステオカルシンという

ホルモンが体に放出されることで

骨細胞が活性化され骨が強くなるそうです。

またそのホルモンが内分泌にも影響し血糖値を下げたり、

ふくらはぎのストレッチ効果で血流が改善され高血圧にも効果的みたいです。

一石三鳥ですね。

しかしながら 以前この『かかと落とし』のやりすぎでかかとが痛くなった患者さんがおられました。

くれぐれもやりすぎには注意が必要です。

 

看護師・診療放射線技師からでした。

皆様 こんにちは!またまた骨粗しょう症についてのお話です。

以前から「カルシウム」だけじゃなく「ビタミンD」「ビタミンK」も骨には大切と言ってきましたが...

中でも「ビタミンD」は骨にだけではなく、その成分は私達の免疫機能に働きがんや生活習慣病

だけではなく、風邪やインフルエンザなどの病気にもかかりにくい体に仕上げてくれたり

筋肉をより強くし転びにくい体づくりにも影響してくれます。

そんなスゴイ働きをする「ビタミンD」はどう頑張っても体では作られません。

そこでいかに「ビタミンD」を取り入れるかが問題になってきます。

おススメは毎日の食事!

葉物野菜?がお手頃になっている今、冬の定番鍋?にして魚?と一緒に召しあがってみてはいかがでしょうか?限られた食材にしか「ビタミンD」は含まれていません。

手っ取り早いのはサプリメント。

そして大事なのは日光浴!?

日照時間が短い冬場はお日様に当たる時間も少なくなりますが、コロナ禍の生活の中で大事な換気で窓を開けて少しでも紫外線を日焼けを気にしない部分の体にたっぷり浴びて体の中で骨を丈夫にしましょう。

ちなみに日焼け止めを塗ってしまったお肌やガラス越しのお日様では紫外線は吸収されません。

 

最近クリニックには何もしてない場合や咳をしたぐらいなのに胸が痛くてレントゲンを撮ってみたら肋骨が折れていた。な~んてことがあります。

いつの間にか骨折は音もなく近づいてきます。

以前骨密度が良かった方も歳を重ねることで骨粗しょう症のリスクがあがります。定期的な検査が大事になります。

気になることがあればお気軽にご相談ください。

看護・診療放射線部門からでした。

 

こんにちは!

看護師・診療放射線技師による診療部門から骨粗鬆症にまつわる食事のお話です。

 

骨の健康にかかわる栄養素は多く、バランスの良い食事を心がけることが骨粗鬆症の基本です。

なかでも骨の材料となるカルシウムは欠かせません。

日本人はあらゆる世代でカルシウムが不足しています。

カルシウムを多くとることはもちろん大事ですが…

(カルシウムを多く含む食品:乳製品 小魚 豆製品 青菜など)

ここでは効率よくカルシウムを体内に取り入れる工夫を考えてみましょう。

カルシウムは体内に吸収されにくい栄養素です。

カルシウムの吸収を助ける栄養素や、反対に吸収を妨げる栄養素を知っておきましょう。

なにより問題になるのは偏った食事!

1日3食バランスを考えた食生活が大切です!

カルシウムの吸収を助ける栄養素

  …体内に取り入れられたカルシウムを腸内に吸収するのに必要

ビタミン:魚介類 キノコ類 など

ビタミン:緑黄色野菜 納豆 卵など

カルシウムの吸収を妨げる栄養素

  …せっかく取り入れたカルシウムにひっついて体の外に出してしまう

リン:インスタント食品 スナック菓子 炭酸飲料など

食塩:漬物 加工食品 干し魚など

というわけで 今日からの食事の参考にされてみてはいかがでしょうか?

こんにちは! 看護師・診療放射線技師の診療部門ですm(__)m

秋の味覚が豊富になり、何を食べてもおいしい今日この頃ですが・・・

 

今回は骨粗鬆症の軸になるカルシウムについてお話しましょう!!

最近の調査では若い人より骨粗鬆症の危険を感じる50~60代の人が

カルシウムをきちんと摂られているようです。

しかしながら日本人は世界で最もカルシウムの取り方が少なく、

欧米人の3分の1しかとれておらず、カルシウム飢餓状態だそうです。

日本人がカルシウム不足の原因はというと・・・

島国である日本の火山灰由来の土壌で収穫する食物はカルシウム分が不足し

軟水の水はカルシウムの含有量が少なく

日本人が好む伝統的な和食には乳製品が少ないことがあげられます。

カルシウムはどんな食品にもたっぷり含まれているわけではありません。

吸収率の悪い栄養素でもあります。

心がけてカルシウムの多い食品を選ばないと知らず知らずのうちに不足してしまいます。

 

カルシウムが足りないと骨粗鬆症だけではなく、高血圧、動脈硬化

糖尿病などの生活習慣病にもかかりやすくなります。

その理由は副甲状腺ホルモンが骨からカルシウムを引きだして 血管、脳、

軟骨の細胞の中など普通はカルシウムの余りない所まで 押し込んでしまうためだそうです。

 

ダイエット・ストレス・女性ホルモンはカルシウムの吸収に大きく影響してしまいます。

カルシウムを十分とることができれば予防につながるわけです。

 

大事なことは 骨粗鬆症予備軍を発生させない為にも 

常日頃 上手にカルシウムをとり 自分で心がけてコツコツ『骨貯金』をためていきましょう!

以上 骨粗鬆症に大切な栄養素カルシウムについてのお話でした。  

       

最近、かなり秋らしくなってきましたね。診療部門(看護師、診療放射線技師)です。今回は、骨代謝マーカー(血液検査)を用いた骨粗鬆症検査について記述させていただきます。骨粗鬆症診断に必要な検査項目に骨代謝マーカーがありますが、骨代謝マーカーは

・「骨吸収マーカー」→古い骨を壊す細胞を示す

・「骨形成マーカー」→新しい骨をつくる細胞を示す

・「骨マトリクス関連マーカー」→骨質を示す

に分けられます。当院で検査している項目について下図に示しますが、骨代謝マーカーは、骨密度と異なり骨代謝状態をリアルタイムに評価できる特徴があります。したがって、骨代謝マーカーの測定は、骨粗鬆症の治療選択、薬剤の効果判定、病態把握、そして患者様に治療の必要性を理解いただき継続の重要性を理解いただくのに役立ちます。なお骨粗鬆症ガイドラインでも測定が推奨されています。

 

 

こんにちは、診療部門(看護師・放射線技師)です。

今回は骨密度検査(DEXA)時の注意事項について記述させて頂きます。

DEXA時の注意事項

・体内に放射性同位元素または、バリウムや造影剤などが残っていると、測定値に影響を与えることがありますので、検査日の1週間以内に他院でRI検査・胃透視・注腸透視・脊髄造影・造影剤を使用したCT検査やMRI検査などを受けられた方は、検査前にその旨をお知らせください。

・検査時にブラジャーは、外さなくても撮影できますが、撮像部位にあたる場所に金属やボタンなどがついている時は、着替えて頂くことになります。金属等がない服装で来院頂くことをお勧めします。

・検査中は、体を動かさないように注意してください。また、できるだけ静かな呼吸を心がけて頂くとよい検査につながります。

 

よろしくお願いいたします。(*^_^*)

 

 こんにちわ、診療部門(看護師、診療放射線技師)です。今回は骨密度測定の検査結果について記述させていただきます。当院では、写真のように

・一段目:患者様の情報

・二段目:腰椎の骨密度測定経過履歴グラフ

・三段目:大腿骨の骨密度測定経過履歴グラフ

・四段目:骨密度測定結果、同年齢の方と比較した%、若年成人と比較した%、

     複数回検査を実施した方は、前回と今回測定した結果が表示されます。

・五段目:判定基準

を示した結果を患者様にお渡ししています。

最下段に示しています若年成人の平均値との比較が骨粗鬆症の診断に用いられます。若年成人の平均値と比較して80%以上で正常、70~80%では骨量減少、70%未満は骨粗鬆症と診断されます。従って、患者様ご自身の値が若年成人と比較して何%となっているかが最も重要となります。骨粗鬆症初期にはほとんど自覚症状がありませんので、定期的に骨密度検査を受ける事が骨粗鬆症の早期発見につながります。また自分自身の骨の健康状態を知り、食事・運動などの生活改善をすれば、予防にもつながります。

こんにちわ、診療部門(看護師・放射線技師)です。

今回は当院で実施している骨密度測定について記述させていただきます。

骨密度測定検査(DEXA)について

当院で使用しているDEXA装置は、Luna iDXA型(GE社製)です。

初めて骨密度検査を実施する方には、処置室で身長と体重の測定ならびに脆弱性骨折の発生にかかわる様々な質問をさせていただきます。その後、X線撮影室に移動し、検査装置上に仰臥位で足部を固定した形で寝ていただき、腰椎と大腿骨の二か所の骨密度を測定します。検査時間は約5分程度です。検査台上にはやわらかい素材のマットが使用されていますので、仰向けに寝た時の腰や背中の痛みは、少しは軽減されると思います。検査結果は検査後、10分程度で出ます。

 

余談になりますが、GE社はエジソンが作ったアメリカの会社です。

骨密度測定とは、X線や超音波を使用し、骨密度を測定する検査で、その方法には以下のものがあります。

①MD法:左手とアルミ板を一緒にX線撮影し、人差し指の皮質骨における陰影度をアルミスロープの陰影度を比較し、骨密度を算出する

②DEXA法:2種類の異なるX線を用いて撮影し、骨とほかの組織におけるX線の吸収率の差から骨密度を測定する

③QCT法:X線CT装置を用いて、標準物質を含むリファレンスファントムと腰椎などの目的部位を同時スキャンすることで、骨密度を標準物質の相当量として算出する方法

④QUS法:手首あるいは、かかとに超音波を伝播させ、骨中を伝導する速度や減弱率を算出して、骨量を指標とする方法

厳密には骨密度測定法ではないが、X線を用いないためスクリーニングの方法として用いられる

上記のように骨密度測定法にはいろいろあります。

DEXA法は正確に骨密度を測定できる方法としてWHOの基準に組み込まれており、骨粗鬆症の標準的な診断方法となっています。

当院では、DEXA法を用いた骨密度測定を実施しています。

検査時間が10分程度かかるため、原則予約制をとっていますので、検査希望の方はスタッフまでお声掛けください。

まだまだ暑い日が続きますが、日没時間が早くなったことや、夜に聞こえる虫の声に秋の近づきを感じるようになりました。

さて診療部門(看護師・放射線技師)では診療にに関するブログに関してあげさせていただきます。

まず第一弾として骨粗鬆症についてふれさせていただきます。

 

骨粗鬆症とは、骨密度が低下し骨の強度が弱くなることで骨折などが起こりやすくなることです。

骨粗鬆症では脆弱性骨折(わずかな衝撃によっておこるいつの間にか骨折)が大きな問題となっています。

骨粗鬆症による脆弱性骨折の中で特に多い骨折は、椎体圧迫骨折です。

椎体圧迫骨折とは、背中や腰の骨が押しつぶされてしまう骨折で、日常生活の軽い動作で起こる骨折です。

自覚症状のないことも多く、脊椎の変形や身長変化にて気づく場合もあります。

また、歩行中の転倒などによる大腿骨近位部骨折(大腿骨頸部骨折や大腿骨転子部骨折)などにも注意が必要です。

大腿骨近位部骨折を起こすと、疼痛管理や治療のため長時間ベット上の生活になることで、身体能力の低下を起こす方も多くいられます。

そこで骨粗鬆症の検査では、骨密度の検査や骨代謝マーカーによる骨の代謝状態の評価を行われます。

骨密度の測定については次回記述させていただきます。

 

 

診療部門(看護師・放射線技師)より