ものの使いやすさ

こんにちは^ – ^ 受付原田です

先日、医療安全研修会で認知心理学がテーマの講演を聞きました

そもそも、認知心理学とは❓ってところからだったのですが、ものを理解したり、感じたり、考えたり、決定したりetc その意思決定のプロセスを研究する学問のようで、それに基づいて使いやすいモノをデザインするのが認知工学とのこと。

例えば、お菓子の箱

考えなくても誰でも簡単に開けられる→認知工学的によいデザイン

開けようと思っても、なんだか違うとこから無理やり開けてしまうことになる→認知工学的に悪いデザイン

歳だから(^^;と片付けてしまいそうだけど、そうじゃない 使いにくいモノは若くても高齢でも使いにくい

何が違うかというと若い人は脳が問題解決に役立つネガティブな情報を集めて問題解決するけれど、高齢者はポジティブな情報を集める傾向にあり問題解決に至りにくい、そして複雑な操作になると複雑な脳内処理が必要になり、ハードルが高くなる

そして難しそうなもの(例えば携帯、パソコン、在宅医療機器、自己注射)を見ると”自分はできない”と言う意識が働いて使うことをあきらめてしまう、また自分が使うことで遅くなり周りに迷惑をかけると思ってしまう(自分の認知状態を認知している)

→使わないことを選択する

なので誰しもがかんたんで使いやすい、苦手意識を持たせないデザインが必要とのお話でした。

デザインとはモノだけじゃなくシステムや使い方も含まれるとのことで、そういう観点からクリニックのなかを見直す必要があるなと感じた研修会でした^ – ^