山田朱織先生の「難治性肩こり、頚部痛に対する枕治療についてー世界で認知されていない新たな治療法ー」を拝聴しました

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1/16山口グランドホテルで山口県臨床整形外科研究会がありオンラインでの講演を拝聴しました。16号整形外科の山田朱織先生の「難治性肩こり、頚部痛に対する枕治療についてー世界で認知されていない新たな治療法ー」を拝聴しました。山田先生は日本で唯一の枕外来をされている先生で、山田朱織枕はDrs.Fitness K STUDIOでも枕計測を行なっています。先生がお父様の時代から引き継いで来られ枕研究の第一人者という位置を築いてこられました。枕治療の歴史については1949年Jacksonの研究から始まりましたが十分なエビデンスがないという現状です。山田先生は枕の至適高や夜間の睡眠姿勢も研究されてきました。枕の三大条件は枕の至適高さ、頚椎の至適角度、寝返りのスムーズさとのことです。側臥位では頸椎と胸椎のアライメントが一直線であることが理想的ですが仰臥位では頚椎はストレートになることが理想的とのことでした。仰臥位MRIでの検討も頚椎の指摘角度は18度が理想的とのデータを示されました。肩こり、身体化症状の患者さんに枕治療が痛み、頭痛、不眠なども改善したことを報告されました。又睡眠時無呼吸症候群の対する枕治療の効果も報告されました。最後にリアルタイムでの玄関マット枕の調整の指導を中継で実施された実技も勉強になりました。

この記事を書いた人

とよた整形外科クリニック 理事長

豊田 耕一郎

山口大学医学部、山口大学大学院卒業後山口大学医学部附属病院、国立浜田医療センター、小野田市立病院、山口大学医学部助教、講師を経て山口県立総合医療センターで脊椎手術、リハビリ部長を兼任後、2012年4月からとよた整形外科クリニックを開院。
専門性を生かした腰痛、肩こりの診断、ブロック治療、理学療法士による運動療法、手術適応の判断を迅速に行うことをモットーとし、骨粗鬆症、エコーによる診断、運動器全般の治療に取り組んでいます。