骨粗鬆症性椎体骨折診療マニュアル

日本整形外科学会雑誌に骨粗鬆症性椎体骨折診療マニュアルが掲載されていました。クリニカルクエスチョン1で椎体骨折の診断に重要な臨床症状、疼痛部位は?に対する解説の中で椎体骨折の理学所見上の叩打痛や圧痛は陽性であることも多いが、必ずしも感度は高くはなく、骨折高位との関連性も低いとする参考文献に私の論文が採用されていました。山口大学整形外科勤務時代の臨床研究でしたが現在の診療にも役立っていますので、取り上げて頂いたことは非常に光栄であり、嬉しい出来事でした。ここに記載してあることを吸収して今後の診療に活かしたいと思います。

 

 

 

 

 

この記事を書いた人

とよた整形外科クリニック 理事長

豊田 耕一郎

山口大学医学部、山口大学大学院卒業後山口大学医学部附属病院、国立浜田医療センター、小野田市立病院、山口大学医学部助教、講師を経て山口県立総合医療センターで脊椎手術、リハビリ部長を兼任後、2012年4月からとよた整形外科クリニックを開院。
専門性を生かした腰痛、肩こりの診断、ブロック治療、理学療法士による運動療法、手術適応の判断を迅速に行うことをモットーとし、骨粗鬆症、エコーによる診断、運動器全般の治療に取り組んでいます。