鈴木准教授で腰椎椎間板ヘルニアの治療と神経障害性疼痛〜新しいエビデンスの創出〜の講演を拝聴

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7/2松政でペインライブシンポジウムイン山口が開催され座長で参加しました。講師は山口大学整形外科鈴木准教授で腰椎椎間板ヘルニアの治療と神経障害性疼痛〜新しいエビデンスの創出〜の講演を拝聴しました。腰椎椎間板ヘルニアの病態と診断、治療について解説されました。腰椎椎間板ヘルニアはL4/5,5/Sレベルがほとんどで臨床診断には下肢伸展挙上テスト陽性、筋力低下、知覚障害から診断し、MRIで確定診断を行います。治療として薬物療法が有効ですがエビデンスレベルが低いとのことが問題点とのことでした。腰椎椎間板ヘルニアの治療戦略としては3ヶ月の保存的治療に抵抗する場合に手術の適応になりますが、手術の前に椎間板内注射(コンドリアーゼ)により手術を回避でき有効率が89%とのことで筋力低下の改善も手術と遜色ない結果を提示されました。

薬物療法の中で非ステロイド性消炎鎮痛剤が第一選択されますがエビデンスは決して高くなく、エビデンスがプレがバリン、ミロガバリンについても同様ですので先生が企画され全国多施設スタディをされ臨床研究の結果を出され論文化された結果を教えて頂きました。発症後3ヶ月以内の椎間板ヘルニアで消炎鎮痛剤単独群とミロガバリン併用群の比較データを示されました。下肢痛だけでなく、腰痛、睡眠障害に対しても改善効果を示されました。私もこの臨床治験に参加させて頂きましたので論文に求めた結果については改めて勉強になりました。

この記事を書いた人

とよた整形外科クリニック 理事長

豊田 耕一郎

山口大学医学部、山口大学大学院卒業後山口大学医学部附属病院、国立浜田医療センター、小野田市立病院、山口大学医学部助教、講師を経て山口県立総合医療センターで脊椎手術、リハビリ部長を兼任後、2012年4月からとよた整形外科クリニックを開院。
専門性を生かした腰痛、肩こりの診断、ブロック治療、理学療法士による運動療法、手術適応の判断を迅速に行うことをモットーとし、骨粗鬆症、エコーによる診断、運動器全般の治療に取り組んでいます。