山口県骨代謝研究会ー骨粗鬆症治療up date


4/27 第5回山口県骨代謝研究会がウェブであり参加しました。大学院生の瀬戸先生のミニレクチャーの後東京大学整形外科田中栄教授の「骨粗鬆症治療up date」の講演を拝聴しました。

ROADスタディの結果日本での骨粗鬆症患者の推定数は2005 年に1280万人でしたが2015 年には1580万人に増加しているとのことでした。又臨床椎体骨折の5年死亡率72%であり男性でも40才でマイルドな椎体骨折があったという知見は非常に勉強になりました。シビアな椎体骨折があると次の骨折リスク高いこと、初回臨床骨折から一年で10%2年で18%5年で31%の女性に骨折を生じるので初回の椎体骨折後から骨形成促進剤のような積極的な骨粗鬆症治療を行うことも必要とのことでした。

この記事を書いた人

とよた整形外科クリニック 理事長

豊田 耕一郎

山口大学医学部、山口大学大学院卒業後山口大学医学部附属病院、国立浜田医療センター、小野田市立病院、山口大学医学部助教、講師を経て山口県立総合医療センターで脊椎手術、リハビリ部長を兼任後、2012年4月からとよた整形外科クリニックを開院。
専門性を生かした腰痛、肩こりの診断、ブロック治療、理学療法士による運動療法、手術適応の判断を迅速に行うことをモットーとし、骨粗鬆症、エコーによる診断、運動器全般の治療に取り組んでいます。