日本整形外科学会リウマチ研修会

11/6 日本整形外科学会リウマチ研修会をウェブで拝聴しました。

3時間で6つの講義があり、特に

抗リウマチ薬(DMARDS)には合成抗リウマチ薬(sDMRDS)と生物学的製剤(bDMRDS)があり、合成抗リウマチには新しく出た分子標的型合成DMRDS(tsDMARDS)、生物学的製剤には従来型のboDMRADS以外のバイオシミラー(bsDMRDS)が加わりその特徴、使用方法などを解説していただきました。またメトトレキサート関連リンパ増殖性疾患(MTX-LPD)も注意すべき合併症でリンパ節腫脹やリンパ腫が出現した場合の検査や中止して改善しない場合には血液内科への紹介が必要とのことでした。

手術適応も薬物療法が発達して膝、股関節等の人工関節は減少しましたが四肢の関節手術は増加しており患者さんのADLQOLの向上には寄与していますが感染には注意が必要とのことですが手術法の進歩も勉強になりました。

この記事を書いた人

とよた整形外科クリニック 理事長

豊田 耕一郎

山口大学医学部、山口大学大学院卒業後山口大学医学部附属病院、国立浜田医療センター、小野田市立病院、山口大学医学部助教、講師を経て山口県立総合医療センターで脊椎手術、リハビリ部長を兼任後、2012年4月からとよた整形外科クリニックを開院。
専門性を生かした腰痛、肩こりの診断、ブロック治療、理学療法士による運動療法、手術適応の判断を迅速に行うことをモットーとし、骨粗鬆症、エコーによる診断、運動器全般の治療に取り組んでいます。