腰部神経根ブロック

先日開院直後にしばらく来られていた患者さんが久しぶりに来院されました。周南地区から来られて下肢の神経症状が再燃したとのことで、神経根ブロックを希望されましたので、ちょうど予約枠が空いていたので当日行うことが出来ました。マッケンジー法によるセルフエクササイズも合わせて指導行いました。当院では下肢痛の強い患者さんには神経学所見とMRI撮像を照らし合わせてどの神経根が原因かを見極めて神経根ブロック療法を行っています。写真は神経根ブロックのイメージ写真です。点滴確保後、患者さんをうつぶせにしてX線透視下にて局所麻酔下に腰椎の神経根ブロックを行います。ブロック後薬30分安静が必要です。当院では年間100例以上行っています。(ブロックで必ずしも症状が消失しない場合、再発する場合もあることはありますが、神経根レベルを同定して治療効果を確認する有力な治療法と考えます)


 

この記事を書いた人

とよた整形外科クリニック 理事長

豊田 耕一郎

山口大学医学部、山口大学大学院卒業後山口大学医学部附属病院、国立浜田医療センター、小野田市立病院、山口大学医学部助教、講師を経て山口県立総合医療センターで脊椎手術、リハビリ部長を兼任後、2012年4月からとよた整形外科クリニックを開院。
専門性を生かした腰痛、肩こりの診断、ブロック治療、理学療法士による運動療法、手術適応の判断を迅速に行うことをモットーとし、骨粗鬆症、エコーによる診断、運動器全般の治療に取り組んでいます。