東京でマッケンジーパートEに参加しました



3/23,24に東京でマッケンジーパートE講習会があり参加しました。四肢のマッケンジー法の講習会でマッケンジー試験に合格して臨床で行なっている方々が40名ほど集まり、整形外科医が3人参加していました。ワトソン先生が講義され、岩貞先生が同時通訳されるスタイルでした。四肢のマッケンジー法では中枢(上肢症状であれば頚椎、下肢症状であれば腰椎)からアプローチすることが原則であることをまず強調されました。講師のワトソン先生の評価は基本が大事で膝痛の患者さん2例では膝のエクササイズ、肩痛の患者さんには頚椎屈曲反復運動、踵の痛みに対して足関節の運動を指導されました。又グループワークで私が肘が痛いので他の参加者に評価してもらい頚椎のマッケンジーを一晩やった後改善が乏しいため肘の評価で屈曲オーバープレッシャーで肘の可動域が上がったので肘の屈曲derangement と暫定分類して引き続き行うことになりました。マッケンジー法の奥の深さを改めて実感した講習会でした。

この記事を書いた人

とよた整形外科クリニック 理事長

豊田 耕一郎

山口大学医学部、山口大学大学院卒業後山口大学医学部附属病院、国立浜田医療センター、小野田市立病院、山口大学医学部助教、講師を経て山口県立総合医療センターで脊椎手術、リハビリ部長を兼任後、2012年4月からとよた整形外科クリニックを開院。
専門性を生かした腰痛、肩こりの診断、ブロック治療、理学療法士による運動療法、手術適応の判断を迅速に行うことをモットーとし、骨粗鬆症、エコーによる診断、運動器全般の治療に取り組んでいます。