山口市循環器地域連携カンファレンスが松政であり参加しました。山口済生会病院郷良院長のオープニングリマークがありました。山口市の人口減少率は山口県内では緩徐であり、病診連携も円滑で萩長門、津和野地区からも日赤、済生会が輪番で救急車を受け入れています。山口済生会病院は心筋梗塞などあれば循環器内科が、大動脈解離などは心臓血管外科が各6名体制で365日受けておられている現状を報告されました。次いで新しく山口赤十字病院循環器内科部長に赴任された新富先生の「山口における循環器診療への貢献と展望〜へき地医療および大分での経験を踏まえて〜を拝聴しました。新富部長は自治医科大学卒でへき地医療を経験後九州大学循環器内科に入られて九州大学、松山赤十字病院、大分県立病院勤務後山口赤十字病院に赴任され、心筋梗塞、下肢末梢動脈疾患、ベースメーカー治療、心不全治療の取り組みについて報告されました。特に心不全治療は多職種連携のチーム医療の取り組みに力を入れておられ、山口市の二次救急を支えるべく急性期心血管病変を担いたいとの力強い抱負も述べられました。
ついで特別講演として九州大学循環器内科学教授の阿部先生の山口九州地区での循環器診療協力体制~VAD心移植連携と高齢者薬物療法管理~を拝聴しました。九州大学循環器内科は歴史が古く関連病院、医局員も多数在籍され、基礎、臨床、疫学研究に幅広く取り組まれています。九州大学ハートセンターで内科と外科のハイブリッド治療に取り組まれ、九州心血管インターベンションカンファレンス、多施設研究など多くの取り組みも紹介されました。先生のご専門の肺高血圧に対するバルーン肺動脈形成術は日本初の治療であること、胸部エックス線を用いた肺塞栓の解析研究、運動負荷心臓MRI、腎デナベーション、心不全の早期発見早期治療の取り組み、心臓移植の現況も紹介されました。
今回の講演を拝聴して山口市の二次救急がさらに充実することを確信しました。


