第33回 Drs. Fitness K STUDIOにかける想い

今回は腰痛の話と離れますが、山口市黒川1834-2に、この度オープンするDrs. Fitness K STUDIOについてお話しします。

H24年4月に大内御堀に開業してから約16000名の患者さんを診察、治療してきました。患者さんのニーズにこたえる、を基本理念とし患者さんとの対話を重視し、疾患の早期発見、早期治療をモットーとして、必要と思った患者さんにはできるだけ専門医療機関(整形外科医として患者さんにとって一番いいと思う専門医)の紹介を心がけてきました。また腰痛、頚部痛、関節痛の患者さんに対してもマッケンジー法を基本とした理学療法士による運動療法を提供し、足病変には足底板療法を提供することで地域医療に貢献していると自負していますが、まだまだ学ぶことは多いと思っています。腰痛、肩こりの患者さんにはセルフエクササイズを中心とした再発予防にも取り組んでいますが、症状がよくなるとついエクササイズをしなくなり、再発を繰り返される患者さんにも遭遇することも多々あります。そこで開業医として今後自分のできることを考えると、キーワードは障害のある患者さんに対して治療するだけでなく、(再発)予防医療に力を入れることに取り組み、将来高齢化社会に備えた介護予防にも取り組みたいと考えました。

地域の人の健康増進を介してのコミュニティーの場の提供、スポーツ傷害の復帰へのサポートや健康運動士、健康運動実践指導者などを揃えた、地域の健康ステーションともいえる新しいフィットネスクラブを目指します。器械による筋力トレーニングより、スタジオをメインとした少人数から大人数で老若男女が個人個人のレベルに合わせて頑張りすぎないプログラム作りをスタッフがお手伝いします。

また食に対しても野菜を中心とした体に良い、疲労回復に効果のあるレストランalain croix(アランクロア)を併設し、運動、医療、食事の三位一体のプログラムを提供していきたいと思います。

この記事を書いた人

とよた整形外科クリニック 理事長

豊田 耕一郎

山口大学医学部、山口大学大学院卒業後山口大学医学部附属病院、国立浜田医療センター、小野田市立病院、山口大学医学部助教、講師を経て山口県立総合医療センターで脊椎手術、リハビリ部長を兼任後、2012年4月からとよた整形外科クリニックを開院。
専門性を生かした腰痛、肩こりの診断、ブロック治療、理学療法士による運動療法、手術適応の判断を迅速に行うことをモットーとし、骨粗鬆症、エコーによる診断、運動器全般の治療に取り組んでいます。