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第57回 偽痛風について

前回述べた痛風に次いで今回は偽痛風についてです。痛風では尿酸塩結晶が関節内に沈着して激烈な痛みを生じますが、偽痛風はピロリン酸カルシウム結晶(CPPD)が関節内に沈着して急激に関節炎を生じた疾患です。男女差はなく、60歳以上で約1割に発生し、85歳以上では3−5割に発生するとされます。最近の研究で一部遺伝性であり、原因となる蛋白も解明されています。膝関節が多いのですが四肢の関節や脊椎にも生じ、以前紹介したクラウンデンス症候群は激烈な頚部痛を訴えます。診断はX線写真で関節軟骨に石灰化を認めることと関節液検査を偏光顕微鏡で結晶を確認します。治療は痛風と同様にまず消炎鎮痛剤を使用しますが、改善しない場合にはステロイド剤を使用することもあります。関節内にステロイドの注射も効果的です。私たち整形外科医が膝関節炎で急性の腫れと疼痛が生じて歩行困難になった患者さんが来られた場合に、診断に迷うのは、38度以上の発熱を生じている場合には、化膿性関節炎、痛風性関節炎、偽痛風の3つの疾患を疑い、採血で白血球、炎症反応、尿酸値を調べて、関節液を採取して関節液を細菌培養検査と血漿検査に提出して慎重に治療を行います。疼痛が高度で歩行困難な場合や明らかに感染を疑う場合には入院して、手術が必要な場合もありますので注意が必要です。高齢者で内科で治療中の心筋梗塞や脳梗塞の患者さんが急に膝関節が腫れて痛がるため整形外科に紹介されることもあり、安静にしすぎることも危険因子の可能性もあります。