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第52回 天候と腰痛、関節痛は関連するか?—気象病と天気痛

よく天気が悪いと関節痛が悪化する、雨が降ると古傷が痛む、という話を聞くと思います。気象や天候が変化すると発症したり、症状が悪化する疾患を気象病と言います。気象病には痛み、めまい、喘息など様々な疾患が含まれます。愛知医科大学学際的痛みセンターの佐藤純先生はその中でも頭痛、肩こり、膝痛、リウマチの関節痛、ケガの後の痛み、線維筋痛症の痛みなど天候の影響を受ける痛みを天気痛と名付けられました。
6,000人のアンケート調査の結果、天気痛のある人は全体の約一割で、慢性痛のある人の25%が天気が悪いと痛みが悪化すると答えたそうです。一方、65才以上の155万人での大規模調査では、関節リウマチ、変形性脊椎症、変形性関節症などの関節痛、腰背部痛で受診した割合を雨が降った日と降らない日で調査して差はなかったと報告した論文が2017年に出ました。
一方、京都大学の寺尾先生らは2万人の関節リウマチ患者の研究で、関節の腫れと痛みは気圧と負の相関がある(気温は関係なし)と報告されています。佐藤先生らは原因として鼓膜の奥にある内耳が気圧のセンサーがあり、そこでの情報が脳に伝わり自律神経を変化させ、交感神経と副交感神経のバランスが崩れて交感神経が活発になりすぎて痛みの神経を刺激したり、血管が過剰に収縮、痙攣して血管周囲の神経を興奮させるためであると考察されています。
予防法としては自律神経のバランスを整える生活、すなわち規則正しい生活リズムで、適度に運動(頸部周囲のストレッチなども有効)して、朝食をとることが重要です。

 

参考文献
佐藤純:天気痛 つらい痛み・不安の原因と治療方法 (光文社新書)
Jena AB, et al. BMJ. 2017;359:j5326.
Terao C, Hashimoto M et al. PLOS ONE published 15 Jan 2014