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第50回 アスリートの腰痛の分類

 今回はアスリート(運動選手)の腰痛についてお話しします。早稲田大学教授の金岡先生によると腰痛の機能的評価をすること、すなわちどのような姿勢や動作で腰痛が誘発されるかを問診で把握して、診察所見(誘発テストや圧痛)で病態を推定します。くしゃみ、咳、屈曲動作、骨盤後傾位での座位で腰痛が誘発される場合には椎間板性腰痛を疑います。MRIでの椎間板の突出や信号変化や椎間板ブロックで腰痛が消失するか?で診断します。腰椎の前弯が強く、骨盤前傾、腰椎伸展時に腰痛が誘発される場合には椎間関節性腰痛を疑います。腰椎を伸展、回旋して疼痛を誘発するケンプサイン陽性例や椎間板ブロックで診断を確定します。仙腸関節性腰痛は片脚に体重負荷がかかるサッカー、ホッケー、フェンシング、スケートなどのアスリートには比較的多いとされ、次に出産後の女性に多いとされます。仙腸関節部を指一本で指すようなワンフィンガーテストが陽性であり誘発テストではニュートンテスト、ゲースレンテストなどがあります。疼痛が傍脊柱菌に沿ってあり、運動時に誘発されれば筋筋膜性、筋付着部性腰痛を疑いますが、外腹斜筋、内腹斜筋、腹直筋に限局した圧痛であれば同部の肉離れも発生率が増えているそうです。腰椎の伸展動作を繰り返すことで隣接する後方の棘突起がぶつかりあって疼痛を生じる棘突起インピンジメント症候群なども注意が必要です。屈曲負荷が増加すると椎間板内圧が増加して腰椎椎間板ヘルニアになり腰痛のみでなく、下肢痛も生じるようになるとストレートレッグレイジングテスト陽性や知覚障害、筋力低下などが出現し、MRIが必要になります。伸展負荷が増加すると腰椎疲労骨折(腰椎分離症)へ移行することがあり、アスリートにとって競技からの長期離脱を余儀なくされます。このような診断に基づいて治療方針を決定し、リハビリメニューを作成します。特にアスリートの腰痛には体幹の安定性が重要で深部筋を鍛えることが必要となりますが、最近では高齢者の慢性腰痛にも深部筋を鍛えることは有用とされているので次回お話しします。