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第43回 ヒップスパイン症候群(hip spine syndrome)

 今回はヒップスパイン症候群について解説します。聞きなれない言葉、とお思いでしょうが、腰の骨を支えるのが骨盤で骨盤を支えるのが股関節であるので両者は切っても切れない関係にあり、一方の病態が他方の病態に影響します。

 この名称は1983年OffierskiとMacnabが、提唱した概念です。股関節、脊椎の両方に変形性変化を認めるが病態の主因はいずれか一方であるsimple type、股関節、脊椎の両方に変形性変化を認め、その両方が病態に関与するcomplex type、股関節、脊椎の病態が互いに影響しあっているsecondary type、両者に原因があることを知らずに誤った治療がなされたmisdiagnosed typeの4 typeがあります。股関節痛および脊椎痛の診断として、変形性股関節症、疲労骨折、股関節の骨壊死、関節唇損傷、椎間板ヘルニアと神経圧迫、脊椎管狭窄症、仙腸関節機能障害などがあり、痛みや動作困難の原因探索の際、脊椎と腰の両方に着目することにより誤診の潜在的リスクを減らすことができ、両方の部位で起きている状態を管理することが持続する症状の改善につながる、という米国の論文もあります。3cm以上の脚長差を有する症例では、腰椎側弯頻度は有意に増加し、短下肢側へ骨盤は傾斜し、腰椎側弯凸側も短下肢側へ向かいます。それにより骨盤の回旋障害が生じ代償性に腰椎の前弯や側弯が生じます。また、股関節屈曲拘縮では骨盤の前傾により腰椎前弯が増強し、腰椎椎間関節への負荷の増加に伴う椎間孔の狭小化により、腰痛や神経根症状が生じることがあるので注意が必要です。対策の一つとして、当院では腰痛があるときに、必ず股関節を含むよう撮像しています。