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第30回 運動不足は腰痛にとって害か?

-その2腰痛の危険因子について-

 腰痛の危険因子についての第二弾として運動不足について述べます。運動不足は現代社会の抱える深刻な問題であり、心筋梗塞や狭心症に代表される虚血性心疾患や脳梗塞、高脂血症、高血圧、糖尿病など生活習慣病の原因と言われています。運動不足は2007年の日本の総死亡のリスクは喫煙、高血圧に次いで3位であり、WHOも高血圧(13%)、喫煙(9%)、高血糖(6%)に続き、運動不足(身体活動不足)を4位と位置づけています。運動不足により年間5万以上が亡くなる、というデータもあり、運動は健康を取り戻す手段になります。運動の効果は血液循環がよくなることで心血管疾患の危険性を減少し、高血圧の予防になり、睡眠障害の改善や心理的緊張の緩和にも効果があります。生活習慣病に関しては有酸素運動、筋トレ、ストレッチが有効とされていますが詳細な内容は厚労省のHPの健康づくりのための身体活動基準2013に掲載されていますが、 18-64歳までは3メッツ以上の身体活動(歩行)を毎日60分と3メッツ(息が弾み汗をかく程度)以上の運動を毎週60分行うことを推奨しています。

 運動不足に関しては、腰痛診療ガイドラインでは、腰痛発症の危険因子である(推奨グレードC)と記載されています。双子の高齢者の2年間のコホート研究では熱心な運動習慣のある高齢者は、腰痛の発症率が低く、運動量と腰痛発症の予防には有意な相関があり、腰痛予防には体幹の筋力よりも運動習慣のほうが重要である、と記されています。最近腰痛の予防に体幹のコア(深部筋)を鍛えることを推奨する論文もありますが、むしら運動するという習慣が腰痛にいい、といえます。ノルウェーの最近の研究でも高齢者では運動頻度が高いほど疼痛の発生頻度は低いという結果からも高齢だからこそ運動を多くすべきである、ということを裏付けています。